【おまんじゅう】~60歳からの市販のお菓子日記~

落語の「まんじゅう こわい」が好きです。


町内の若い衆が集まって怖いものについて話をしています。

ずっと黙って怖いものを言わない辰さんに、何が怖いのか聞くと、

辰さんは「怖いものはない」と答えます。

「本当に怖いものがないのか」としつこく聞くと、

小さな声で「まんじゅう」と白状します。

辰さんは「まんじゅうの話をしただけで気分が悪くなった」と言い出して、

長屋へ帰って寝てしまいました。

残った男たちは、「まんじゅう攻めにして脅かしてやろう」とお金を出し合って、

まんじゅうをたくさん買い込んできて、辰さんの枕元に置いていきました。

辰さんは「こんな怖いものは食べてしまって、なくしてしまおう」と全部食べてしまいます。

一部始終を見ていた男たちは、辰さんにだまされていたことに気づきます。

そして「お前が本当に怖いものは何だ」と聞くと、

         「今度は濃いお茶が怖い」 
               おしまい

   
氷室のまんじゅう-No.5 焼きまんーNo.27
   
   たい焼きーNo.29
 
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