【年越しわんこそばー12月】
~料理レシピ集金沢から~  
(作り方レシピにリンクできます) 

昔、子どもの頃に紅白歌合戦を見ながら

コタツでうたた寝をしていると、

「年越しそば、もうすぐできるよ~」という声に起こされ

除夜の鐘を聞きながら、年越しそばを食べました。

子どもの頃は、今と違ってのんびりしていました。

なぜかなと考えてみたら……

自分は子どもでひまだったけど、

親は忙しかったんですね、きっと。

ごめん、お父ちゃんとお母ちゃん。

手伝いを全くしない悪い子どもでした。


    ところでなぜ12月31日の晩に

         そばを食べるのでしょうか?


その1-そばは細く長いので、長寿を願った。

その2-そばは風雨にさらされても

      天気になればまた元気になるので

      健康を願った。

その3-そばは切れやすいことから、

     1年間の苦労を切り捨てて

     翌年に持ち越さないように願った。

その4-蕎麦(そば)と側(そば)を掛け

     一緒に食べてずっとそばにいたいな~と

     願った。


     なかなか面白いですね。

     そんなにいろいろ意味があるとは、

     恥ずかしながらこの年まで知りませんでした。


     改めて日本の昔からの行事食を

     楽しみたいと思いました。



食べる時間は、大晦日の夕食に食べる派と

12時頃夜食として食べる派に

分かれると思います。


私がもし子どもだったら、

夜更かしして夜中に食べたいと思うでしょうが、

今は年寄りなので、夕食にさっさと食べて、

いつもの時間に眠りたいと思います。


岩手県には有名な「わんこそば」がありますね。

私は本場で食べたことがないのですが、

ちょっと興味があるので調べてみました。

 ”わんこ”とは小さなお椀のことです。

大体1人3000円くらいで食べ放題です。

値段がもっと高いコースなら、

薬味や箸休めのおかずがつくそうです。

食べ放題といってもそんなに

食べられるわけではありませんよね~。

だから、3000円は出したくありません。

家でやります。

でも一生に1回は本場で体験したい。



給仕さんが「はい、じゃんじゃん」

「はい、どんどん」という掛け声で

お椀にそばを放り込んでくれます。

給仕さんは「もう10杯行きましたよ~。」

とか言ってトレーナーのように励ましてくれます。

おなかが一杯になったら、

全部食べ終えてから、ふたを閉めて終わります。

 

大体、わんこそば15杯くらいで、

普通のかけそば1杯くらいに相当します。

女性の平均は20杯くらい、

男性の平均は40~50杯くらいだそうです。

わんこそばの一杯の量は、お店ごとに異なります。

わんこそば大会のチャンピオンは

645杯(1杯15g)も食べます。


「わんこそば」は大食い・早食いの

イメージが強いですが、

本来は、無理やり大食いしたりするものではなく、

ゆっくりとおいしく食べる

「おもてなしの郷土料理」です。

私たちも、ゆっくりとおいしく

岩手のわんこそばを”おうちで”楽しみませんか。
 


それでは、我が家でもやってみましょう!




わんこそばレシピ(リンクできます)


トッピング(薬味)も準備しました~。

ねぎ、梅干、白ごま、かつお節、わさび


かつお節が美味しくてどんどん使いました。

 

おろし長芋にゆでオクラもきれいです。

別々に盛りつけた方がよかったかも。


 
 
なめこおろし

なめこを入れない方がおいしいと思いました。

今度から大根おろしにします。


お隣の福井県の”越前おろしそば”は

そばに大根おろしとかつお節とねぎを

たっぷりのせます。

殿様が蕎麦の栽培を奨励して、

家老が食べ方を広めたそうです。

甘い大根ではなく、ピリッと辛い辛味大根を

使うと美味しそう。

海苔のせん切りも用意すればよかった。

 
味つきめかぶです。

長芋ともよく合いました。

わかめもおいしいですよ。

 
 

まずは夫がお客さん役で

私が給仕さん役です。

おじいちゃんとおばあちゃんの

「わんこそばごっこ」遊びですね。

それではスタート!


給仕さんはお椀にそば10g(加減する)と

つゆを少しだけかけて

お客さんのお椀にさっと入れて行きます。


「はい、どんどん!」

「はい、じゃんじゃん!」と

給仕さんは元気よく声をかけます。

 

実はこれらのお椀は実際には使っていません。

一応家にあったので、積んであるだけです。

こんなにたくさんの洗い物をしたくないですからね。

お椀は2つか3つあればOKです。

給仕さん用が1つと

お客さん用が2つです。


お椀がたくさんなくてもわんこそばはできます。

同じお椀に入れていけばいいだけです。

但し、数だけは記録して下さいね。

 
夫は年寄りのくせに18杯も食べました。

薬味の組み合わせは……

①なめこおろし

②とろろオクラ

③めかぶ

④ねぎ・かつお節・白ごま・わさび(美味しいらしい)

⑤なめこおろし・かつお節

⑥梅干・ねぎ

⑦かつお節・白ごま・わさび

⑧めかぶ・梅干

⑨とろろオクラ・かつお節・わさび

⑩ねぎ・梅干・なめこおろし

⑪ねぎ・かつお節・白ごま・わさび

⑫梅干

⑬ねぎ・かつお節・白ごま

⑭オクラとろろ・かつお節・わさび

⑮ねぎ・梅干・わさび

⑯かつお節・白ごま・ねぎ・わさび

⑰めかぶ・かつお節・白ごま・ねぎ・わさび

⑱梅干・なめこおろし


 
 

私は10杯でおなかいっぱいになりました。


  ①なめこおろし

②めかぶ・わさび

③ねぎ・かつお節

④オクラとろろ・梅干(美味しい)

⑤ねぎ・かつお節・白ごま・わさび(美味しい)

⑥オクラとろろ・めかぶ・ねぎ・わさび(美味しい)

⑦なめこおろし・かつお節

⑧梅干・かつお節・ねぎ・わさび

⑨ねぎ・わさび(やっぱり美味しい)

⑩なめこおろし・オクラとろろ・めかぶ・わさび

 
 
 2020年の大みそかは

三女夫婦と

年越しわんこそばをしました。


 
 


薬味は



大根おろし

おろし長芋

わかめ(戻したもの)

ねぎ(さらしねぎ)

なめこ(ゆでたもの)
 

赤巻きかまぼこ

梅干

わさび

かつお節(おいしい)


 
何杯食べたでしょうか

私ー13杯

娘ー14杯

夫ー15杯

娘の夫ー20杯(優勝!)

でした。

 
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