ホテルで困ったこと でも全部楽しかったスリランカのホテル


  【60歳からのスリランカ一人旅】

  コロンボ近郊の空港から近い漁業の町 ニゴンボのホテルキャメロットビーチ(2泊)です。私が到着したのは飛行機が遅れたため、深夜でしたが、スタッフが2人も待っていてくれて、親切でした。ただ、深夜だったせいだと思いますが、シャワーはお湯が出ませんでした。次の日は出たので問題ありません
  ネットではタオルがないとか、薄汚れているとか、あまりいいことは書いてありませんでしたがタオルもあったし、きれいだし、何も問題がなかったです。私はもともとは夫と二人で行くつもりでしたが、急に行けなくなってしまいました。部屋はツインルームのままでしたから、1人には広すぎるくらいでした。
  海沿いの町なので心配していた蚊は全然いませんでした。ドライバーによると、海のそばには蚊はいないそうです。なるほどね。60歳までそんなことも知りませんでした。
  ホテルのトイレにもシャワーがついていました。スリランカ版ウオッシュレットです。もちろんトイレットペーパーもついています。
   ペットボトルの水2本、日本の様にコーヒーや紅茶、ミルクなどがついているし、電気ポットもあります。
  朝食のホテルレストランで、卵料理係です。サニーサイドアップー目玉焼きを作ってもらいました。愛想のいいコックさんです。
   スリランカ料理と西洋料理、どちらもありますが、断然スリランカ料理の方がおいしいです。でも欧米の人は西洋料理をたくさん食べていました。せっかくスリランカに来たのに。
   このダルカレー(豆のカレー)が本当においしくて、何回も1人でおいしいおいしいと呟いていました。以後、何回もいろいろなホテルでダルカレーを食べましたが、ここ以上のものはありませんでした。
   ホテルの裏は海岸です。でも季節的に泳げませんでした。
  エレベーターはイギリス式で、Gが1階、1が2階です。日本人の感覚では、一度頭を切り替えないと、4が3階とは思えませんでした。
  スリランカの古都アヌラダーブラのホテル ガルウエイミリディアロッジ(2泊)です。
  この人はレセプションの人ですが、日本風に冷たい濡れタオルを出してくれました。とても面白く、よくおしゃべりしてくれる人で、楽しかったですね。
  まるで、どこかのアパートの様な雰囲気です。ドアの外は外です。
  ドアの鍵が例によって、内側からも鍵で閉めなければならないので、めんどうでした。内かぎって便利なんだと再認識しました。日本にいたら、その便利さに気づきません。
  お部屋は緑で統一されていました。
   スリランカにいた2週間、一回も停電がありませんでした。10年くらい前まではしょっちゅう停電があったそうですから、インフラが整ってきて、便利になっているんですね。
  このホテルの水はほんとにカビ臭かった。日本の夏の京都の水と同じ匂いがしました。しかも透明ではなく茶色い濁った水でした。アヌラダーブラが全部そうなのか、このホテルだけなのかはわかりません。顔を洗うのがいやでしたが(目にばい菌が入るかなとか思った)そんなことでめげていられないと思い、目をつぶって洗いました。歯磨きは最初は茶色い水でうがいして、最後に仕上げとして、日本から持っていった消毒液を入れました。人間はちゃんと抵抗力があるものです。何ともなかったですね。スリランカでは体が強くなっていくような気がしました。
  日本に帰国して、まもなく中日新聞にスリランカのアヌラダーブラの記事が出ていました。以下、要約です。
フッ素は虫歯予防になるが、過剰摂取すると、フッ素症になる
歯のエナメル質が溶けて黒くなり虫歯になりやすくなる。スリランカでは、上水道の普及率が都市部を中心に30%にとどまり、多くの人が井戸を利用している。スリランカは地質学上、多くのフッ素が含まれ、河川や池の水から井戸水へと生活用水の切り替えが進んだ10年ほど前から、フッ素症の患者が増加した。特に汚染が深刻なアヌラダーブラでは大半の児童が黒い歯をしている。ということは、あの茶色がフッ素でしょうか?よくわかりません。井戸水だったのか、河川の水だったのか、屋根の上の雨水だったのか? 今となってはわかりません。先にこの記事を読んでいたらホテルの人に聞いてみたのに、残念です。
   コンセントです。●が三つです。
  同じ部屋の中に、異なる形状のコンセントが存在します。
  これは髭そり機専用のコンセントらしいです。全く複雑です。この国のコンセントは一体全体、何種類あるのでしょうか?でも私はマルチプラグを持っているので、大丈夫です。
   部屋の外のベランダです。
  アヌラダーブラにはやはり蚊がいました。これはホテルの部屋に備えつけられていた昔ながらの蚊取り線香とマッチです。防犯上、窓を開けられないので、この煙の出る蚊取りは、現実には使えません。煙で部屋がもうもうになってしまい、眠れません。
  ホテルのドア下は1pくらい隙間があり、そこから蚊が侵入してくるので、日本から持っていったガムテープがとても役にたちました。 新しいガムテープは重いので、使ってあったガムテープを日本から持ってきました。ドアを目張りしなければならないというのは、想定外でしたが、何かに使えるかもと思い持って来たのは正解でした。
  電池式の蚊取りも非常に有効で、朝、蚊の死骸がありました。つまりガムテープだけでは防ぎきれなかったということです。ドアの下だけではなく、窓のすき間などからも入ってきたんだと思います。本当に素敵な部屋なのに、すき間だらけで、蚊が入ってきます。でも、こんなのも結構楽しいかなと思います。
   ホテルのお庭です。
  プールは昼間は誰も入りませんが、夕方から夜にかけて、欧米人がたくさん入っていました。
   注意   3フィート(約90p)なので、ダイビング禁止
   注意   子供用プール 2フィート(60p)
  ホテルレストランの朝食でベーコン入りのオムレツを焼いてもらいました。
  シギリアのホテル エレファスリゾート(2泊)です。
  お洒落ではありますが、ドアの外が外です。突然ノックされ、誰ですかと聞いても返事がなく、外から誰でも入ってこれるタイプのホテルなので、怖くてドアを開けられず、怖かったのです。
  部屋にまさか電話がないとは、最初にホテルポーターと入った時は、全く気付きませんでした。電話があるというのは、私の中では当たり前という認識でした。電気の線は通っているのに、電話線は通していないんですね。ドアの鍵が取れなくなって、外に出られなくなり、HELPと叫びましたが、電話できず、誰も来てくれませんでした(涙)
  部屋には椅子というものがなく、食べ物を食べるのも、字を書くのも立ってしました。これも電話があれば、持ってきてもらうのですが。嘆いていても、何もいいことがないので、ここは”立ち食いそば屋”だと思い込み、楽しんで食べました。
  例によって、コンセントの形状がまた違います。
  ポットはテーブルの上のコンセントでは使えないので、ベッドの横のコンセントで使いました。
   しかし、このホテルの良い所は、他のホテルと違い、非常に明るいということと冷蔵庫がついていたので、買ってきた果物を冷やしたり、水を凍らせておき、次の日に持って行けたことでした。いいこともあるもんです。悪いことばかりじゃない。
  このひろ〜いシャワー室はコンクリート打ちっぱなしですが、何となく、刑務所のようなイメージでした。排水が非常に悪く、シャワーブース外にまで排水があふれます。蠅が大量におり、持ってきた帽子で30匹くらい殺しました。殺さなければ、ブンブンうるさくて何も出きないのです。鍵が開かないし、電話もないので、レセプションにも連絡できず、最後の1匹は天井のファンを強で回しその風圧で身動きできなくして殺しました。人工的な風圧で身動きできない蠅を私は初めて見ました。
  トイレの水を流すボタンは、力がいります。 このタイプのボタンが多かったスリランカです。
  エアコンはシンガーでした。シンガーはミシンのメーカーだとばかり思っていましたが、エアコンなんかも作っているのですね。ドライバーによると、シンガーはフランスのメーカーだそうです。 
  苦労させられたドアの鍵です。木の札が昔っぽくていいです。
  また、アリもドアの下の隙間から入ってくるので、例によってガムテープで目張りしました。ガムテープはいいものです。
  シギリアロックは早朝、6時半にホテルを出るので、ホテルの朝食は食べられません。日本から持っていった栗やツナ缶とホテルポットで作ったミルクティーを食べてから、行きました。
   朝、シギリアロックに行く時に、掃除の人がまたドアを開けて掃除したら、せっかく退治した蠅(ハエ)がまた入ってきてしまうので、ドアの前に左の様な張り紙をしました。シギリアロックに登り、昼頃ホテルに帰ると、レセプションの人からShall I send house-keeper to your room?と聞かれたので、OKと答えて、掃除しているのを見ました。ほうきで目に付いたところだけ、さっさっさと掃き出して、かなり大雑把なものでした。こんな掃除でいつもハウスキーピングにチップをあげていたのかとちょっと考えてしまいました。蠅が入ってくるから絶対に掃除の時はドアを閉めてしてと言っているのに、油断していると、すぐにドアを開けっぱなしにするから、あんなに苦労して絶滅させた蠅がまた入ってきてしまったのです。蠅が入ってきたことを言うと巨大な殺虫剤を持ってきてかけてくれましたが、ほとんど命中せず、ただただいやな匂いの殺虫剤がまき散らされただけで終わったのが空しかったです。その後、自分でまたたたいて全滅させました。蠅は耳元でぶんぶんするから何もできないです。実害がなければ殺さなくてもいいのに。殺生はなるべくしたくないです。網戸によって日本は殺生の数が少なくなったのではないでしょうか。日本のホテルの掃除の人にチップをあげたいです。
   
   
  ホテル横の階段で、 結婚写真の撮影をしていました。
  キャンディのホテル ヒルトップ(3泊)です。その名の通り、丘の上に建つホテルです。かなり急な坂の上に建っていますから、もちろん観光バスなどは入れません。
   
  スリランカの国花のブルーロータスです。このホテルにちょうど咲いていました。スリランカを表しているような花だと思います。
  何と、日本の温泉のような卓球台がありました。私は一人旅なので出来ませんでしたが、今から考えたら、混ぜてもらえばよかったと後悔しています。恥ずかしがっていてはだめですね。
  お部屋は緑でコーディネートされていました。
   
   
  バスルームと廊下の間にガラリがあり廊下の話し声がばっちり聞こえます。湿気が付く所なので、強制的にガラリにしてあるんだと思います。別に気になりませんでした。
  冷蔵庫があり、その中にスリランカライオンビール(440ルピー)とジンジャービール(160ルピー)がありました。
  重くなければ、ライオンビールを買って、日本に持って帰りたかったのですが。
  テレビは韓国メーカーのLGです。ちょうど、ゴッドファーザーを放映していました。アルパチーノです。
  他のホテルは、ペットボトルの水がついていましたが、このホテルだけはボイルドウオーターが水筒に入っていました。これで充分だと思います。
  カメラのバッテリーを充電しています。
  スリランカのホテルには、必ず天井にファンがありました。
  下のダイヤルで強弱を調節します。1から5まであって、5にすると、ものすごい風圧になります。前のホテルでは、この風圧を利用して、ハエをたたきました。
  下のキャンディの街なみが見下ろせる絶好のロケーションです。
  部屋には 「猿が出没するので窓を開けないように」 の表示がありました。ネットで見て知っていたので、楽しみにしていました。
  町だけでなく、 遠くの山も見えて、のんびりした気分になります。
  下の町の様子が、外国人の私には、とても珍しく見ていて飽きませんでした。
  電車の出入りも、見え、汽笛の音が時々聞こえます。
  町の中心部が見えます。シンガーの会社が見えます。
  屋根の上には、水のタンクが見えます。大体どこの家にもあります。
   
  ラッキーなことに、今日はこのホテルで結婚式があります。イシアンさんとフランダースさんの結婚式です。
   きれいにテーブルセッティングされています。
  ホテル朝食レストランです。指を洗うフィンガーボールが置いてあります。
  私の大好きなカッタ―サンボルです。これをカレーに入れるとホテルのマイルドなカレーも、ぴりっとして美味しくなります。 
   ここのホテルのスタッフは、みんな感じのいい人たちばかりです。私は1人だったので、よく話しかけられました。名前まで覚えられていました。
   どこのホテルにもあったのが、焼きトマトです。トマトは生でしか食べたことがなかったので、不思議な食感でした。
   ジャックフルーツは、歯ごたえがいい果物です。
  ペラヘラ祭り最終日の満月の日です。月が上ってきました。 
  ヌワラエリアのホテル グレンドゥワ(1泊)です。
ヌワラエリヤは、イギリス植民地時代には避暑地で栄えた場所です。今でもその当時の面影を残した建物がたくさんあります。このグレンドゥワー・ホテルも、イギリスらしいかわいい建物です。ホテル前の道を渡った所にあるのはヌワラエリヤ・ゴルフクラブ。イギリス人農園主たちの発案で1889年に創立されたそのゴルフ場は、アジアで最初のゴルフ場になるんだそうです。
  このホテルのオーナーはクリスチャンだそうで、ホテルのあちこちにイエスキリストの絵や彫刻がありました。
   
  ホテルポーターがスーツケースを部屋に持ってきてくれた時に、これまでのホテルで全部揃っていたものが全然ないとは全く気がつきませんでした。ポーターが帰ってから、気がつき、驚きました。
  夕方の散歩に行く前に、レセプションにバスタオル・フェイスタオル・バスマット・お湯をわかすポット・ペットボトルの水がないことを知らせたら、はい、散歩に行っている間に用意させますとのことでしたが全然セットされていなかったのです。かなり怒ったら、すぐに全部持ってきましたた。汚い古いヒーターまで持ってきました。ちゃんとあるのに持ってこないってどういうことでしょうか?その度にチップ請求したいとしか考えられません。朝、紙にこのホテルの問題点を書きだして、マネージャーにとことん文句をいいました。
  このコンセントは3種類が一度についています。
   設備はかなり老朽化しています。お湯が出る蛇口の壁からお湯が漏れています。
  その後、バスタブがついていたので、お湯をはろうと思ったら、今度はバスタブの栓がないことに気づき、持ってきてもらいました。どこまでないないづくしなのでしょうか。そのちゃちな栓はちなみにお湯がもれるので、時々場所をきちんと真ん中にしてやらなければなりませんでした。家具なんかは立派なのに、お風呂の栓はお粗末なのです。
  プラスチックのバスマットです。これでは部屋の中が水浸しになってしまいます。
   朝食はシンプルな内容でした。初めて、バフェースタイル(バイキング)ではなく、ブリティッシュスタイルの朝食でした。
  コロンボの高級ホテル ゴールフェイス(3泊)です。
雰囲気のいいコロニアルホテルで、高い伝統と格式を誇り、イギリス植民地時代の1864年に建造されました。クラシックな建物はとても趣があります。
   
   
  「風と共に去りぬ」のビビアンリーもこのホテルに宿泊したそうです。
   元アメリカ大統領ニクソンです。
   作家のマークトウエインです。
   元インド首相のネルーです。
   この人まで来ていたとは、驚きです。キューバのチェゲバラです。
  趣きある美しいホテルです。ホテルの中を歩いているだけでも目の保養になります。
   ホテルの目の前はインド洋です。波が相当荒かったです。
  部屋の窓からは、憧れのインド洋とテラスレストランが見えます。 
  チェックインの後、ポーターだけでなく、サリーを着た女性も付いてきたので部屋からの国際電話のかけ方を聞いたら、「直接はかかりません」と言われ私は「どうやってかけるんですか? 今、試してみたいです」と言いました。電話係にまず電話してもらったら、今、食事中だそうで、あと30分後ならかかると言われました。30分後には私1人になるので、困ったなと思っていたら、「ああ、直接かかるようです。」とさっきと違うことを言います。本当は直通でかかるのでした。こんな一流ホテルのスタッフがどうしてそんなことも知らないのでしょうか。疑問です。
   
   はじめてバスローブつきでした。
   NHKの番組を放映していました。
  新館に泊まりましたが、お風呂はバスタブ付きで、シャワーも別についており日本人にとってはうれしい作りでした。
   
   トイレットペーパーのホルダーが日本と同じタイプで、うれしかったです。断然使いやすいから。
   このつぼはシャンプーやボディシャンプーなどが入っています。お洒落なのはいいのですが、使いにくい、使いにくい。
  ホテル朝食です。とても美味しいカマンベールチーズがありました。でも他の皆さんも美味しいと感じるのでしょうね。あっという間になくなってしまいました。
  マイタケの炒めものやボイルドポテトがおいしいです。
  朝食の後、外へ出てみたら、まっ青のプールとインド洋がきれいでした。
   ホテルの部屋からは、インド洋に落ちる夕日が見えます。
 BACK トップページへもどる  NEXT