ホテルで怒った!


 【60歳からのスリランカ一人旅】

海外へ出る時の最低限の心得として、要らないものは要らない、逆に必要なものは必要、納得できないものは納得できない、といったイエスとノーのはっきりした意思表示は必要だと思います。もちろんお金を払う立場だからといって、ゴーマンな態度は絶対にとりたくはありません。

  ヌワラエリアのホテル グレンドゥワでの私の体験談です。
ホテルポーターがスーツケースを部屋に運んでくれた時に、これまでのホテルで全部揃っていたものが全然ないとは全く気がつきませんでした。ポーターが帰ってから、気がつき、驚きました。夕方の散歩に行く前に、レセプションにバスタオル・フェイスタオル・バスマット・お湯をわかすポット・ペットボトルの水がないことを知らせたら、「散歩に行っている間に用意させます」との返事でした。
  ところが、帰ってきても全然セットされていませんでした。かなり怒ったら、すぐに全部持ってきました。おまけに汚い古いヒーターまで持ってきました。ちゃんとあるのに、持ってこないってどういうことでしょうか?その度にチップ請求したいとしか考えられません。こんなひどいホテルは、初めてです。故意であることが、許せません。ドアの下に隙間があるのは、わざとではありませんから。
  ヌワラエリアは高地で、とても寒いので、お風呂に入ろうと思い、バスタブにお湯をはろうと思ったら、今度はバスタブの栓がないことに気づき 持ってきてもらいました。どこまでないないづくしなのでしょうか。とてもひどい栓で、お湯がもれるので、時々場所をきちんと真ん中にしてやらなければなりませんでした。家具なんかは立派なのに、お風呂の栓はお粗末な所がアンバランスです。私は家具は別に立派じゃなくていいのですが。
   朝食の時に、レストランで会ったオーストラリア人男性にタオルなどの備品はあったかどうか聞いてみると、やはりなかったとのことでした。私が日本人は文句を言わないと思って、馬鹿にしているのかと思ったらどのお客にもそんなことをして、チップを請求していたのでした。
そこで、ホテルでの注意点をあげてみました。ホテルでチェックインしたら、ポーターがスーツケースを持って部屋に案内してくれますが、この時には、ただチップをあげるのではなく部屋をしっかりチェックしてからチップをあげましょう。日本では全くチェックする必要がないので、私たち日本人は特に気をつけましょう。チェックする点は
@ 電話・バスタオル・フェイスタオル・バスマット
  電気ポット・ペットボトルの水があるか。
  また、もしバスタブがついているのなら、栓が
  ちゃんとあるか、その使い方も説明してもらう。
  また電話は日本のように、フロントは何番、
  ルームサービスは何番とか書いたノートが
  ない所がほとんどだったので、それも合わせて
  確認する必要があります。
Aエアコンの使い方の説明
   見ているだけでなく必ず自分でもその
   場で試してみる
B テレビのリモコンの使い方の説明
   これも日本と全然違うので、注意
C電話のかけ方の説明
   特に国際電話のかけ方は、その場で必ず
   かけてみて確認することが大切
   直通でかかるのか、レセプションを通すのか
Dドアの鍵のかけ方と開け方 
   これもたくさんの種類があり、日本のホテル
   のように内側からドアを閉めたら自動的に
   鍵がかかるという所は高級ホテルも含めて
   全くありませんでした。出かける時に、外側
   からも鍵を回してではないと閉められない
   タイプのドアもありました。内側からと外側
   から、しっかり自分で本当にやってみて確認
   することが大切です。
 
朝、チェックアウトの後、昨夜書いたこのホテルの問題点を書きだした紙をマネージャーに見せて、とことん文句を言いました。
The problems of this hotel.(このホテルの問題点)
@No bath towel (バスタオルがない)
ANo face towel(フェイスタオルがない)
B No bath mat(バスマットがない)
CNo pot for boiled water(お湯をわかすポットがない)
DNo bottled water(ペットボトルの水がない)
I stayed 5 hotels in Srilanka
.(私はスリランカで5つのホテルに滞在しました。)
All the hotels have 1〜5 except your hotel. 
(あなたのホテルを除き、全てのホテルは1〜5がありました)
Your hotel is guest house?
(あなたのホテルはゲストハウスですか?)
Guest house don’t have 1〜5 ,of course. 
(ゲストハウスならば、もちろん1〜5はありません。)
But this hotel is not guest house,is it? 
(でもこのホテルはゲストハウスではないですよね)
I love Srilanka. (私はスリランカが大好きです。)
There are lots of tasty food , great sight-seeing
place,people’s
earnest religion,and kind friendly people.
(いろいろなおいしい食べ物、素晴らしい観光地、人々の敬虔
な信仰心、そして親切でフレンドリーな人々)
Each of these hotels stayed me have some problems. 
(私が滞在したホテルにはそれぞれ、問題がありました。)
But the hotel-staff member are all kind.
  (でもホテルスタッフは親切でした。)
So I endured them. (だから私は我慢しました。)
The most important thing is staff’s manner. 
 (最も大切なことはスタッフのマナーです。)
Attitude is important for everything.(態度は一番大切です)
You are all professional hotel-men,aren’t you?
 (あなた方はプロのホテルマンですよね?)
Be proud of your work. 
 (あなた方の仕事に誇りを持って下さい。)
And be proud of your country. 
 (そしてあなた方の国に誇りを持って下さい。)
I am 60 years old. (私は60歳です。)
Actually this travel is 60 anniversary. 
 (実はこの旅行は60歳記念のものです。)
I have enjoyed since I visited to Srilanka. 
 (私はスリランカを訪れて以来、ずっと楽しんできました。)
But suddenly I have a bad experience in your hotel.
 (でも突然あなた方のホテルでいやな体験をしました。)
I’m not going to put the tip in my room. 
 (私は私の部屋にチップを置くつもりはありません。)
It’s a first time to me. (そんなことは初めてです。)
Think about it. (反省して下さい。)
I hope you educate to your hotel-staff.
 (あなたのホテルスタッフに教育することを望みます。)
Please be kind to old woman. 
 (おばあちゃんには親切にして下さいね。)

そして、「このホテルは昔から、こんな風にタオルを最初は出さないの?」と聞くと、「いえいえ、たまたま、あなたの部屋で忘れただけです」といわれたので、レストランでの朝食のことを話した。オーストラリア人もタオルなどがなかったらしいよと言うと、マネージャーは「Sorry.マダーム」と謝りました。マネージャーが本当に知らなかったとは思えません。みんな知っていることでしょう。ちなみにそのオーストラリア人はバスタオルだけもらえて、私の様にフェイスタオルはもらえていませんでした。こっちの出方次第で変わるということで、ますます腹が立ちます。日本のばあさんはこわい!と思ってくれたでしょうか???
  これはアヌラダーブラのホテルに用意してあった蚊取り線香です。蚊がいるので、置いてあったのですが、閉め切った部屋でこれを使うと大変なことになります。部屋じゅう煙で充満して眠れなくなりますので注意して下さい。煙の出る昔ながらの蚊取り線香は窓を開けた状態で使うものなので、ホテルでは防犯上の問題から窓やドアーを開けておくことは不可能なので、使えません。
   このアヌラダーブラのホテルのドアは、ドアの下のすき間が1pくらいありましたから、蚊ばかりでなく、蟻(アリ)なんかも入ってきます。日本から何かの役に立つかもしれないと思い、ガムテープを持ってきていたので、本当に助かりました。ガムテープで目張りをしました。
   ここはシギリアのホテルです。やはりドアの下、1pくらい開いていたので、ガムテープと日本から持っていった電池式の蚊取りが役に立ちました。朝、起きたら、蚊取りのそばの床に蚊がたくさん死んでいました。ガムテープはある程度は防げますが、100%ではないので、やはり電池式蚊取りは必需品だと思います。匂いもしないし、楽です。
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