【インドのムンバイ】2024年撮影

〜21美で写真展byやけくそじじいとばばあ〜 
 

 
1976年(50年前)のインドと2024年(今年)のインド


22歳の私は友だち2人とネパールとインドに旅行しました。
In 1976, when I was 22 years okd,
I traveled to Nepal and India with my 2 friends.


そして今年2024年、70歳のやけくそじじいと
70歳のやけくそばばあはインドに旅行しました。
In 2024, my wife (70) and I(70) traveled to India.


じじいは約50年ぶり、ばばあは初めてのインドでした。
It was my second trip to India and my wife's first trip.

ばばあは死ぬまでにどうしても何が何でも(笑)
インドに行きたかったのです。

インドは心配したらきりがない国だと思います。

残り少ない人生を心配に使うのはやめよう!!!

でも旅行期間は2月末ー3月初めの13日間でした。
老人にはこれ以上は無理……


50年前とくらべると、インドは豊かになったという印象です。
昔は、ほとんどの人が痩せていて、ふっくらさんが
理想でしたが、今はお腹がメタボの人もかなりいました。
50年前はよく騙されたり、騙されそうになりましたが、
今年は騙されませんでした。
それにしても相変わらずインドは面白かった!

白黒写真はフィルムカメラで撮った50年前のもので、
カラー写真はデジタルカメラで撮った今年のものです。
Black and white photos were taken 50 years ago
by film camera,
and color photos were taken this year(2024)
by digital camera.

 
ムンバイはアラビア海に面したインド西海岸の大都市です。

私たち年寄りには”ボンベイ”という名前の方がなじみがありますが、

今は”ムンバイ”と呼ばれています。

普通は観光に行かない所ですが、私たちの次女夫婦が

ムンバイに住んでいるので、行ってみたらなかなか面白い街でした。

一部ですが紹介します。

 

21美会場内壁展示

 
 

”ドビーガード”という世界最大の巨大屋外洗濯場

イギリス植民地時代から130年以上の歴史があります。

5000人以上の人が働いています。

背後に高層ビルのある巨大洗濯場の風景が壮観でした。



洗濯場と住む所は同じです。

洗濯は人間の汗や体液がついた穢れに触れる職業ということで

インドのカースト制度では身分の低い階級の人がする仕事とされています。

身分制度がない日本でも洗濯や掃除に関わっている人を

低く見る人がいますから、インドのことを馬鹿にできません。同じです。



ここで感心したのは、洗濯ばさみを使わずに

ロープとロープの間にねじり込んで洗濯物を干すことでした。



インドではどこの店も果物や野菜を

きれいに積み上げていて感心します。

日本ではこんなマメなことしませんよね。

ほんとに色のことまで考えられていて美しい。




「キャッ! 道路に人が座っている!」と思いませんでしたか?

これ、実は車の前に飾ってあるヒンズー教の

聖人と象の神様なんです。

写真を撮った時は、車の中から街の風景を撮るつもりだったのに、

写真をプリントしてみて、びっくり!

写真はこういうことがあるから面白い!

      
   


ごみを引きずって運ぶ少年



2人乗りバイクと駆け足牛

 
 

3人乗りバイクとお腹ポンポンのお兄さん

 
 

バイクに3人乗りどころか、4人乗りしている家族もよく見ました。

やけくそばばあも63年前にスクーターの4人乗りをしました(違法かも)。

父が運転して、7歳のばばあがスクーターの前に立って乗り、

赤ん坊の弟をおんぶした母が父にギュッとつかまって

後ろに乗っていました。

インドの4人乗りを見て63年前にタイムスリップ!

 
 

1人乗りは1人乗りでも、スマホながら運転のイスラム教徒

これよく見て下さい。

左手にスマホ、右手もハンドル持っていません。

つまり手放し運転です。


「アッラーの神様に怒られるよっ!」

 

(床屋の写真はやけくそばばあ撮影)

 

インドで路上床屋体験をしてみたくて、旅行前

やけくそじじいは床屋に行かずにがまんしていました。

カットとひげそりで日本円にすると180円くらいでした。

「180円の床屋か」とばかにしてはいけません。

その技術力はアチャー!(ヒンズー語ですばらしいの意味)

終わったら、汚い布きれで頭と顔を払ってくれました(笑)。

 
 
 
 
 
 

ここで感心したのは、使いまわしたカミソリではなく

新品のカミソリを使っていたということでした。

安くても、ちゃんと要は押さえているんです。

アチャー!!!(ヒンズー語で素晴らしいの意味)

 

床屋してもらっている様子を、

そばでじっと見ていた少年(床屋さんの息子さん)がいました。

「アプカ ナーム キャ ヘ?」君の名前は?…ときいてみたら

「メラ ナーム ショーケ」僕の名前はショーケです。


将来、ババ(ヒンズー語でお父さんの意味)の技術を受け継いで、

床屋さんになるんだと思います。

 
 
 

インドの雨季、雨ばっかりの季節はどうするのでしょうか?

路上床屋できないでしょう。

お客さんが傘を持ってやるのかも……。

 
 
 
 
 
次の写真へ    トップページへ戻る