【インドのバラナシ】2024年撮影

〜21美で写真展byやけくそじじいとばばあ〜 
 


 

21美会場内壁展示

 


オートリキシャを降りてから、石畳の路地を

アッスィーガートまで歩きました。

    
 

ガンジス川のアッスィーガートです。

インド総人口の約8割を占めるヒンズー教徒は河川を崇拝します。

特にガンガー(ガンジス川)は川の水そのものが聖水とされており

川自体も女神ガンガーなので、母なる川ガンジスとして崇拝されています。

   


ヒンズー教の聖人でしょうか?

 
 
 
 
 
 
 
 
 

ガンジス川沿いには沐浴場が設けられ、川の水に頭まで浸かって罪を浄めます。

50年前に見たガンジス川の、人々の沐浴は非常に宗教的な感じがしました。

男性は腰布を巻いて、女性はサリーを着たまま聖水で身を清めていました。

そして現在のガンジス川での沐浴はかなり変化していてショック!

ガンジス川のほとりにプールみたいな囲い(笑)が作られていて

海パンで飛び込んだり、泳いだりして楽しんでいて

宗教的な沐浴という感じではありませんでした。

日本でも宗教的な行事として、川や海に入ったり、滝に打たれたりして

身を清めますが、インドの様に日常的なことではありません。

 
 
 
 
 
 
 
 

ガンジス川のガートの中で一番端っこにあるアッシーガートには

遊園地みたいな遊具がありました。

驚くべきことに観覧車やゴーカートが全部、

電動ではなく、手動なんです!

少し大きい少年が自分の体の重さで観覧車を回していました。

まさに人力観覧車です。

 
 

ここで物乞いと思われる子どもが3人、

カップを持って「マネーマネー」と言ってきました。

やけくそばばあがまだ仕事らしいこともできないような

小さな男の子に10ルピーをあげたら、

隣の女の子が何回も何回も「マネー」と言うので、

手を出して「マネー ディージェ(ヒンズー語でちょうだいの意味」と

まねして言ってみたら、キャッキャ笑いながら硬貨をくれました!!!

つまり物乞いの子どもからお金をもらったということになります(笑)。

やけくそばばあはその子どもたちとヒンズー語でドラえもんの歌を

歌ったり(旅行前、お風呂で練習していたので)、ラジオ体操をして遊びました。

子どもは好奇心いっぱいなので、お金だけが目的ではなく

変な外国人にも興味があったのでしょう。

日本と違って、インドの貧しい子どもは

英語はもちろん、ヒンズー語の文字を読むこともできません。

だからグーグル翻訳も使えないし、少しでもヒンズー語を

覚えていくと、コミュニケーションができていいものです。

 
 
 
 

ドラえもんの歌 ヒンズー語バージョン(奴隷もんが面白い)

語呂合わせで覚えられる歌です。


ぜんざい喫茶あーるぞ イカ湯葉はーるぞ

どーやにっぽん 誰だお前と きゃらたっちゃうむかーでふーん

歴史家どんな包丁 アジハマチカンパチー

あったりめいだ そんな平家サケサンマシャチ目かゆーい

足長ちゅーゆ きりたんぽどーん  ヤーヘリコプター

あっはっは めっこーる狂ったロボ 奴隷もん

あっはっは めっこーる狂ったロボ 奴隷もん
 
 
 

黄色い布がかけられた遺体が担がれてきました。

お顔を見たら、まだ若い青年でした。

お母さんが激しく泣いていました。

ヒマラヤの雪解け水が流れてくるガンジス川の水に

遺体を漬けてから火葬されていました。


焼く前に水に漬けてから焼かないと布だけが燃えてしまうからだそうです。

 
 

バラナシには全部で、84箇所のガートがありますが、

火葬場のあるガートは2つしかありません。

2つのうちの1つのハリシュチャンドラガートは

観光化されておらず、静かに火葬を見てお参りできるというので

私たちはその近所のホテルを選びました。

火葬場に近いホテルを選ぶとは、結構変な理由です。

 
 
 
 
 
 
 
 

金ぴかのワニに乗っているのが

ガンジス川を神格化した女神のガンガーです。

金ぴかのワニの名前は”クンビーラ”といい、驚くべきことに

このクンビーラは日本の金比羅(こんぴら)さんのことらしいのです。

そういえば、クンビーラとコンピラ……似ています!!!

日本の金比羅さんは海での交通安全と大漁の神様

として信仰されています。

インドと日本、いろんな所で繋がっていることを実感しました。

 
 

毎晩ガンジス川で行われるプージャ(神像にお供えして礼拝する儀式)の様子ですが

みんなで手を前に伸ばしてナチスの

”ハイルヒトラー”みたいなことをしています。

ハイルヒトラーはヒトラーへの忠誠、

そしてインドではガンガー女神への忠誠を示しているので同じです。

もしかしてヒトラーはインドのこの儀式を真似している

んじゃないかと思って、帰国してから調べてみたら

本当に真似したんだそうです。

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