【能登総持寺寒行托鉢】
            1990年代撮影


〜21美で写真展byやけくそじじいとばばあ〜 
 


 
能登の門前町にある曹洞宗の総持寺の寒行托鉢は

あえて一番寒い冬に行われる修行です。



21美会場内壁展示

 
    

やけくそばばあの亡くなった母は子どもの頃、

お坊さんが家に来たら「乞食にお金をあげておいで。」と言いました。

母は托鉢と乞食の違いを知らなかったのです。

 


右手に鈴、左手に鉢を持って読経して家々を一軒ずつ回ります。



土壁がなんともいえない味を出しています。



日本では托鉢のお坊さんには、鉢に現金を入れる人がほとんどです。

でも僧侶は
生産を禁じられているので、お金ではなく

生活に必要な最低限の食べ物を渡すのが本来の姿です。

仏教国の中でも、釈迦の時代の仏教に最も近いとされている

スリランカでは、
お金を断って食べ物だけをもらうお坊さんを

やけくそばばあは2014年の旅で実際に見ました。

「私にお金を与えないでください。」という紙が置かれていました。



わらじではなく、”長靴”を履いてというところが

能登らしいと思いました。


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