【えんどう餅・豆大福ーNo.23】~60歳からの市販のお菓子日記~


 場所・電話番号 インターネット情報  料金(税別) 

中嶋富貴堂(ふっきどう)

●住所

   金沢市寺中町イの92


●電話番号

   076-267-1844

  

●公式HPがあります

https://www.kanazawa-
fukido.com/item/112/


●1パック(3個入り)

    198円

    近くのスーパーで

  

 

えんど餅は日持ちのするものを

選んではいけません。

本当のもち米100%ではなく時間が経っても

硬くなりにくい求肥などを使った大福は

日持ちがするんですが本当のおいしさはないです。

消費期限が当日限りのものを選べば

間違いなく本物のえんど餅です。

硬くなってしまったら、

オーブントースターでこんがり焼けば

これはこれで美味しいですよ。


金沢の”えんど餅”です。

昔から人気があります。

金沢の人間は豆大福とは言わずに、

金沢弁で”えんど餅”と言います。


全国の大福を全て食べたわけではないので、

わかりませんが、少なくとも東京で食べた

豆大福とは違うと思います。


何が違うかと言えば、えんどう豆の豆が違います。

豆が塩味が効いていて

その食感が独特なんですよね。


そして形が違います。

豆大福は丸っこい形なのに対して、

金沢のえんど餅は平たい形です。

それから中のあんこが粒ではなく、こしあんです。



東京で初めて豆大福を食べた時、

カルチャーショックを受けました。

丸っこい形とえんどう豆の味が違いました。

   
大福の歴史についてちょっと調べてみました。

江戸時代の終わり頃、お玉さんという未亡人が

住んでいました。お玉さんは生活に困っていて、

生きるためにお餅を売ることを思いつきました。

餅の中に小豆あんを包み、江戸の町で売り歩きました。

最初は「大腹もち」(だいふくもち)

という名前でしたが、

その後、「腹」の文字は

縁起のいい「福」に書き換えられて

「大福もち」となりました。


 
 

 
赤えんどう豆はさやが赤いというか紫色です。

普通の緑のえんどう豆のように

おかずには使わず、お菓子に使われます。

みつ豆に入っているのも確かえんどう豆ですね。

昔、子どもの頃、みつ豆の豆が嫌いで、

みつ豆はこんなにおいしいのに、

どうしてこんな変な味の豆が入っているんだ~

と思っていました。今は大好きですが。



以前、NHKの「グレーテルのかまど」

という番組で大福を作っていました。

大福を自分で作るなんて絶対にやりたくないです。

「吉田松陰の大福もち」というタイトルでした。

   
幕末の思想家、教育者、

明治維新の精神的指導者の吉田松陰は

食費を極限まで切り詰めて、勉強の費用に

あてていたそうですが、

どうしても誘惑に勝てなかったのが

大福もちでした。

何だか可愛い人です……松陰さん。

   
さて、最近では

大福に果物を入れたものが

人気があるようです。

いちごはいちごだけで食べた方が

美味しいと思います(個人的な意見)。


 


 何と「みかん大福」や「ぶどう大福」なる

ものまで存在するようです。

もう、年寄りにはびっくりですよ!

 
 

なんじゃこりや?

 
「なんじゃこら大福」は宮崎のお菓子です。

つぶあん、栗、いちご、クリームチーズが

にぎやかに入っています。

ここまでにぎやかに入っていると脱帽ですが、

昔ながらのえんどう豆の大福が

地味ですが、好きです。

2020年11月
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