【チョイス ビスケットーNo.21】~60歳からの市販のお菓子日記~


 場所・電話番号 インターネット情報  料金(税別) 

森永製菓株式会社

●住所

   東京都港区芝5-33-1


●電話番号

   03-3456-0150

  

●公式HPがあります

 https://www.morinaga.co.jp
 /products/list.php?id=0102



●1箱(14枚入り)

    138円

    近くのスーパーで

  

   
寒くなってきて、ビスケットが食べたくなったので、

今回は森永チョイスビスケットにしました。


ビスケットと言ってもマリーほど

ビスケット感はなく、クッキーに近い味です。

ほんのりとバターの香りがして、

ちょっぴり塩気も効いています。

そしてクッキー感の強いムーンライトよりも

サクサクあっさりしています。

原材料を見ると、卵白と書いてあります。

どうして卵黄が入っていないのでしょうか?

 
形が●でなく、■のところが可愛くて好きです。

回りのギザギザも好きです。

いわゆるビスケットって感じがしますよね。

表面に刻みこまれている文字が

TーCHOICEーM

CHOICE は 選択という意味で、 

では
 T と  とは?

   
この人の名前のイニシャルでした~!

森永製菓の前身となった

「森永西洋菓子製造所」の

創立者 森永太一郎さんです。

AICHIROU  MORINAGA 


夏目漱石も同じようなひげがありますよね。


明治時代にはなぜヒゲの男性が多い?

江戸時代はひげが禁止だったのですが、

幕末の外国人来日を機に変わりました。

外国人の立派なヒゲから

「ヒゲ=文明」のイメージに転換していったそうです。

   
看板を右から読まなければならないところが

レトロで素敵です。

FINE CANDY

CHOCOLATE

T・MORINAGA

西洋キャンディー菓子製造所

森永

と書いてありますね。


1899年(明治32年)に設立。

1912年(明治45年)森永製菓株式会社に変更

 
晩年は仙人のようなおひげです。


   
元首相の安倍晋三さんの奥さんの

安倍昭恵さんって

森永の4代目社長の娘さん

だったんですね。

知りませんでした。

すごいお嬢様です。

 
森永ビスケットシリーズの三強

「マリー」「チョイス」「ムーンライト」です。

どれが一番好きですか?

私はチョイスとムーンライトが好きです。


マリーは大正12年(1923年)97年前から

チョイスは昭和13年(1938年)82年前から

ムーンライトは昭和35年(1960年)60年前から

3つともロングロングセラーです。

私は現在おばあちゃんですが、

もしかしたら、私のひいおばあちゃんも

食べていたかもしれませんね。




 

1923年(大正12年)に森永が初めて

国内向けに発売したビスケットのマリ―です。

それは16種類のビスケットが美しい

化粧缶に入った贈答用の詰め合わせでした。

ビスケットは昔は高級なお菓子だったんですね。

そこでビスケットを気軽に食べられるように

その中のひとつのマリ―を3年後の1926年に

ボール紙のパッケージを考え、売り出しました。

マリーという名前はフランスの王妃

あのマリーアントワネットに由来しています。

 

 チョイスが初めて発売されたのは

1938年(昭和13年)

戦後、アメリカ進駐軍とその家族のために

製造されていたチョイスは昭和27年からは

国内向けにも発売されるようになりました。


昔、私が子どもの頃はビスケットは

現在の様に個包装はしてありませんでした。

家族も多いし、1度に食べていたんでしょうね。



 
1960年(昭和35年)に発売された

ムーンライトです。

そういえば若い頃、私はムーンライトに

はまっていた時期がありました。

3強シリーズの中でも

ムーンライトは一番人気だどうです。

 
   
森永といえば、森永ヒ素ミルク事件を思い出します。

私が生まれた頃の事件でした。

粉ミルクに添加していた安定剤に

ヒ素が含まれていました。

私は母乳で育ったので粉ミルクは

飲んでいませんでしたが、

もし母の母乳がでなかったら

飲んでいたかもしれなかったと思います。

多くの赤ちゃんが障害児になったり

亡くなったりしました。

   
この事件の反省から、森永は毎年、

新入社員に対して、食の安全に

対する教育から始めるそうです。


2020年11月
   to the NEXT TOPIC  

60歳からの市販のお菓子日記  トップページに戻る