【ボーローNo.14】~60歳からの市販のお菓子日記~


 場所・電話番号 インターネット情報  料金(税別) 

(株)西村衛生ボーロ本舗

●住所

  京都市中京区間之町通

  二条上がる?町580番地


●電話番号

   075-231-1232


●公式HPがあります


    https://eiseiboro.com/










衛生ボーロ(75g入り)

    98円

    近所のスーパーで

  

 
大好きなのになぜか20年以上

 ボーロを食べていませんでした。

子どもたちが小さな時に

一緒に食べて以来ですから、

本当に久しぶりで買いました。

ロングセラー商品です。

 
 
ボーロの材料は

北海道産じゃが芋デンプン(片栗粉)

卵、水あめ、砂糖と

非常にシンプルです。

 
小麦粉や牛乳を使っていないので

アレルギーの子どもでも大丈夫です。

 
シンプルな材料で添加物を使用していないから

赤ちゃんにも安心のボーロなんですね。

消化もいいです。


 生後7か月頃から食べさせることが

できるそうですが、ちょっと早いように思います。

やはり1歳を過ぎてからですよね。


うちの子どもたちが小さなかわいい指で

一粒、一粒つまんで

食べていたのを思い出します。

 
昔はボーロは赤ちゃんのものという

イメージを持っていましたが、

自分たちがおじいちゃんおばあちゃんに

なってみたら、意外にもボーロは

年寄りにもやさしいお菓子だと気づきました。

歯がなくても食べられますよね。


 
 
 
「ボーロ」とは何語なのでしょうか?

ポルトガル語で「お菓子」のことらしいです。

Bolo ボーロ


つまり特定のお菓子のことではありません。


16世紀にポルトガルから日本に

焼き菓子が伝えられると、

「ボーロ」が南蛮渡来の焼き菓子の

代名詞となりました。

 

   
いろいろな会社がボーロを販売していますが、

やはりこの衛生ボーロが一番だと思います。

口に入れると10秒くらいで溶けていきます。

コロコロの可愛い形も愛らしい。

そして甘さも上品です。



 
西村衛生ボーロ本舗

明治26年京都にて創業

私が小さな頃からあるお菓子で

ロングセラーだとは思っていましたが、

明治創業とは知りませんでした。


西村衛生ボーロさんのHPに

衛生ボーロの歴史が載っていました。

 
 
   
上京区にある京都御所です。

西村のご先祖様の尾張屋は

明治維新の頃まで、御所に出入りする

武士に刀を売っていました。

 
ところが明治になって

武士の帯刀が禁止されたので、

お菓子屋さんに転身したそうです。

 創業者の西村元吉によって

明治26年「衛生ボーロ」が生まれました。

当時は今のコロナウィルスのように

疫病が流行しており、当時の流行語の

「衛生」を使い、衛生ボーロが生まれました。

 
 当時は全て手作業で、

鉄板の上でコロコロ転がしながら焼いていました。

昭和29年、機械の導入によって

大量生産に成功しました。

当時はお菓子は一斗缶が主流でしたが

袋入りを販売しました。

 
 
昭和35年、ラジオで

コマーシャルソングが流れました。

「坊やが知ってるママの味」が人気でした。



そして昭和45年、舞妓さん起用の

テレビコマーシャルが大反響を呼びました。


 「たまごボーロどすえ~」

京都人なら赤ちゃんの頃から

お馴染みの味だそうです。

 
昭和60年、百年以上にわたる

伝統技術の継承により、

京都府知事から

「京の老舗表彰」を受けました。

 

 
 
うちの近所のスーパーには売られていませんが、

いろいろなボーロがあるようです。

野菜ボーロシリーズでは

にんじん、かぼちゃ、ほうれん草、紫芋など、

卵が入っていないので卵アレルギーの

子どもにも食べさせられるようです。

もちろん小麦粉を使っていないので

小麦アレルギーにもOKです。

地元京都のスーパーには

野菜ボーロが販売されているようなので

今度京都に行ったら買いたいです。

 
 
   
中国、台湾、アメリカ、オーストラリア、

インドネシアなど海外にも輸出しており、

特に中国本土への輸出が好調で

やはり子どもに食べさせることが多いので

シンプルなお菓子が求められていますね。

2020年9月
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