【ぬれせんべいーNo.6】~60歳からの市販のお菓子日記~


 場所・電話番号 インターネット情報  料金(税別) 

岩塚製菓株式会社

●住所(本社)

   新潟県長岡市浦9750


●電話番号

   0258-92-4111

  

●公式HPがあります

  https://www.iwatsukaseika.co.jp/










10枚入り1袋   198円

   近所のスーパーで

  



私が子どもの頃は、金沢では

ぬれせんべいなんてありませんでした。

”ぬれせんべい”は普段ご飯として

食べている「うるち米」から作られ、

”ぬれおかき”は「もち米」から作られます。


 
「ぬれせんべい」とは

煎餅を焼いた直後の熱いうちに醤油に

漬けることによって、しっとりした歯触りになる

濃厚な醤油味のお煎餅です。

普通のお煎餅はパリパリですが、

ぬれ煎餅は”モチモチ”の食感が

魅力のお煎餅です。

 
 
ぬれせんべいは

千葉県銚子市が発祥地です。

銚子は日本一の醤油の生産地で、

古くから煎餅を作る所が多いそうです。

有名なヤマサやキッコーマンがありますね。

 
銚子の米菓店の「柏屋」が考案したお煎餅です。

当初は失敗した煎餅を売り物にならないからと

お客さんや近所の人に配っていましたが、

それが美味しいと評判になり、その結果

ぬれせんべいは商品化されることになりました。

1960年頃のことでした。




しかし最初から

評判がよかったわけではありませんでした。

販売当初は「湿気っている」という

クレームも多かったそうです。

だから袋の裏に

「湿気ているわけではありませんので、

そのまま安心してお召し上がり下さい」

と書いてあるんですね。納得です。

 

「電車修理代を稼がなくちゃいけないんです」

 
このぬれせんべいは千葉県の

銚子鉄道を救いました。

2006年に運転資金の不足に陥っていた

銚子鉄道は、自社のサイトで

ぬれ煎餅を買って下さいと呼びかけました。



その訴えに対して、鉄道ファンをはじめとして

多くの人が通信販売で買ってくれました。

注文が殺到するくらいだったそうです。

このニュースはテレビや雑誌でも紹介され、

旅行会社がツアーの目玉にしたりします。


マヨネーズを絞って、一味唐辛子を

かけただけですが、おいしいです。

ビールのおつまみにも。
 

”マヨネーズ一味ぬれせんべい”です。

 
普通のかたいお煎餅だとできませんが、

ぬれせんべいならパリパリの海苔を巻いて

”海苔巻きぬれせんべい”ができます。

 簡単でおいしい。
 
   
ところで 小出の柴舟という

金沢の生姜せんべいがあります。

私はパリパリの柴舟は大嫌いですが、

湿気た「ミシミシメリメリ」の柴舟は大好きです。

亡くなった父も大好きでした。

食感が独特でほんとに美味しい。

わざわざ封を開けて1日くらい

放っておくとおいし~くなりますよ。

ぬれせんべいが人気があるのがよくわかります。

2020年7月
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