旅の前に読みたいおすすめ本


 【60歳からのスリランカ一人旅】

 必要な英語力は? スリランカではどのくらい英語が通じて、どのくらいの英語力が必要でしょうか?
まずスリランカ人の英語について
    「スリランカなまり」の英語です。私達が話す英語も「ジャパニーズイングリッシュ」
    ですから、その点では同じです。でも当たり前のことですが、よく勉強している人
    の英語は、かなりきれいな
    ブリティッシュ英語でした。私が家庭訪問した家の高校生の娘さん(医者志望)
    がそうでした。英語のわかる割合をネットで調べると、約50%の人で通じるという
    ことになっています。旧イギリスの植民地のインド、パキスタン、ネパール、バング
    ラディシュなども同じ比率です。
    実際に町で話した商売人ではない普通のスリランカ人たちは、大体は年配の人は
    話せない人が多いと思いましたが、若い人でも話せない人は話せないと感じました。
    いくらイギリスの植民地だったといっても、普段はシンハラ語かタミル語で話している
    わけですから。でも日本に較べれば、かなり通じるということになります。
    お店の人や日常的に観光客を相手にするトゥクトゥクドライバー達はもちろん英語を
    話すし、むずかしい言葉は使わないので、わかりやすいです。
    むしろ、ホテルのスタッフは、英語が上手すぎて、速くて逆にわかりにくかったです。
    早くしゃべりすぎです。ゆっくり話してとお願いしても速いので、嫌いでした。
私は中学1年・2年レベルの英語(58歳59歳の時にNHKラジオ基礎英語1と2で2年間勉強し、現在もそれを継続して反復練習しながら、週1で英会話サークルで勉強しています)ですが、それでも何とか無事に2週間、旅をして来たので、そのくらいでも大丈夫だと思います。もっとレベルを上げてから…と言っていては、いつまでたっても行けませんよね。特に私の様に60歳を過ぎてからだと、ぼやぼやしておられません。体力と気力あっての旅です。たくさんのスリランカ人と話して、楽しい思い出を。
 ガイドブック以外の本 スリランカ関係のガイドブックではない本をゆっくり読みました。
まず、とても面白かったのは、“アジア読本”シリーズの「スリランカ」です。図書館から借りてきて読みましたが面白くて2回も読んでしまいました。人類学者・宗教学者・言語学者などいろいろな人達の共著です。人々の生活全般について、書かれているので、スリランカについて、毎日、どんどん興味が出てきてきました。例えば、スリランカの結婚で、日曜版の新聞には花嫁・花婿広告が出ているということが書かれてあったので、スリランカに行ったら新聞を買うのを楽しみにしていました。実際に日曜日に買って、ホテルで辞書を使って訳してみたらものすごく面白かったのです。結婚式の時の花嫁の泣く様子なども書かれてあったので、結婚している私のドライバーに、訪ねてみると、本当に本に書いてある通りで笑ってしまいました。
葬式のことなども書かれてあって、ドライバーに葬式のことばかり聞くので、たぶん変な日本人だと思ったと思います。
スリランカ音楽についても、この本を読んでおいてよかったなと思いました。
旅が何倍も楽しくなる本でおすすめです。
象さん関係の本として、ムツゴロウさんの”象使いの弟子 ”は、スリランカでのムツゴロウさんの象使いの修行について書かれており、象について深い所までいろいろ知ることができ、面白いです。
 ガイドブック もちろん、普通に地球の歩き方は、大体、読みました。あのガイドブックのいい所は、読者がかなり何でも具体的に書いてあることです。たとえば、シギリアロックは朝一番に行くと涼しいし、人も少ないのでいいとか書いてあったので、本当に朝一番に行ってみましたが、確かにその通りでした。車も駐車場に余裕で置けたし、ドライバーとの待ち合わせもスムーズにいきました。シギリアロックを降りて来た時には駐車場どころか、もう道路は大変なことになっていて身動きもできないような状況でした。また入国カードの書き方なども書いてありましたがあらかじめどんなことがきかれるのか、その答えもミニノートに書いておけたので、何も心配することはありませんでした。余計な心配をするくらいなら準備を確実にひとつひとつこなしていって不安材料を消していった方が賢明だと思います。
 インターネット情報 旅のブログの体験談は、結構怖いことがいろいろ書いてあり、ちょっと心配になって、スリランカに行くのやめようかなと思ったこともあるくらいでしたが、ざっと一応は目を通しておいた方がいいかもしれません。あまりそれにとらわれないことが大切だと思いました。考え過ぎないようにしましょうね。
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