【フィルムカメラ体験】

〜21美で写真展byやけくそじじいとばばあ〜 
 



Film camera experience corner

 昔なつかしいフィルムカメラ体験コーナー
(体験したい方はやけくそじじいまで遠慮なくどうぞ



@Hang the film camera around your neck.

首にフィルムカメラをぶら下げる

AAsk your friend to take your photos with friend'smartphone or camera.

友だちのスマホかカメラで写真をとってもらう

BTry press the shutter→Wind the film……

シャッターを押してみる→フィルムを巻き上げる……

CAlso if you would like more, you can look at loading film method.

さらにもし希望なら、フィルムの充填法を見ることができます。


 

 

21美会場内展示台



【フィルムカメラの魅力】

フィルムカメラはデジカメの台頭で、今は多くのメーカーで

生産が中止されています。

片町にあった私たちの写真店”プリコ”も

デジタル化によって廃業に追い込まれました。


しかし、そんな時代を逆行するかのように、最近、若い人の間で

懐かしのフィルムカメラの人気が出てきました。

デジカメと違い、全てがアナログ(手動)です。

フィルムカメラの
短所が、そのまま長所として受け取られているようです。

@フィルムを感光しないように、慎重にカメラに入れなければならない

A絞りやシャッタースピード、ピントを調整してから
撮影しなければならない

B1枚撮影するごとにフィルムを巻き上げなければならない

C全部撮り終わったら、フィルムを巻き戻して
パトローネの中に戻さなければならない

D写真屋にフィルムを持っていって、現像してもらわなければならない

E撮影できる枚数が限られる

Fボディーがずっしりと重い

 


たくさんの方々にフィルムカメラ体験を楽しんで頂きました。

 
   
 
   
 
   
 
   
 
   
 
 

やけくそばばあの孫も興味津々。

 

上手にスマホを使ってカメラを撮影

慣れていますね。

 
 

重いミノルタカメラがお気に入り

 

千両を撮影する女の子

 

オリンパスペンEESー2(昔、人からもらったカメラ)
 

1968年にオリンパスが発売したハーフサイズの35mmフィルムカメラです。

35mmというのはフィルムの1コマの横幅が35mm(3,5cm)です。

ハーフサイズカメラとは、例えば36枚撮りフィルムを入れると、

2倍の72枚以上撮れるカメラのことです。

当時はフィルムが高価で、ハーフサイズは人気でした。

でもハーフサイズは、高画質ではないので、大伸ばしはできません。

シャッタースピードと絞りを自動で調整してくれるカメラは

当時、世界初でした。

アナログ感やフィルムの味わいを楽しめるカメラで

電池も必要ありません。

ピント合わせはもちろん自分でファインダーをのぞいてします。

シャッターを切るごとにごとにフィルムを巻き上げていき、

フィルムがなくなったら、巻き戻してフィルムを取り出します。

いかにもフィルム写真らしい写真が楽しめ、

しかもレトロでかわいい外観です。

 

ペンタックスAUTO110(ワンテン)(昔、人からもらったカメラ)

 

こんなに小さいのに、実はこれは
一眼レフカメラでレンズ交換ができます!!!

おもちゃみたいですが、
おもちゃではありません

ポケットに入ってしまう超小型カメラです。

普通の35mmフィルムは入らないので、110(ワンテン)という

カートリッジ式フィルムを使います。

フィルムの横幅が110mm(1,1cm)です。

カートリッジ式なので、普通のフィルムよりも充填が楽です。

露出はオートなので、ファインダーをのぞいてピントを合わせるだけです。

写真を撮ったら、巻き上げレバーで巻き上げていきます。

1979年に発売された世界初の110フィルムレンズ交換式

一眼レフカメラでした。

 

オリンパスTrip(トリップ)35(昔、人からもらったカメラ)
 

1967年に発売され、1984年に生産が中止されるまで

20年あまり大人気のカメラでした。

小旅行に気軽に持っていけるカメラとして”トリップ”と名づけられました。

レンズは40mmで、広角と標準レンズのいいとこ取りの焦点距離です。

電池不要で、フィルムさえ入れれば、簡単に撮影できます。

実はこのカメラには失敗写真を防止するしかけがあります。

通称
”赤ベロ”と呼ばれている機能で、

被写体が明るすぎる時や暗すぎる時に、ファインダーに

赤いベロ(警告マーク)が現れて、シャッターをきれなくなっています。

またレンズキャップをつけたままシャッターをきれないので便利です。

【オリンパストリップ体験】

@まず明るい所でシャッターが押せるのを確認して巻き上げる

A次に段ボールの中の暗い所をのぞいて、赤ベロ(警告マーク)が
出るのを確認する

 

トプコンTOPCONカメラ(昔、人からもらったカメラ)


 
トプコンは旧社名を東京光学といい、

戦争中は陸軍向けの銃の照準鏡や戦闘機の射撃照準器、

測量機器、双眼鏡、航空カメラなどを作っていた会社でした。

戦争後の東京光学はカメラ事業に取り組みました。

1957年に発売した”トプコンR"は
一眼レフカメラの先駆け的存在

ブリュッセル万博で名誉賞を受賞しました。

そして1989年、東京光学機械株式会社はトプコンと改名しました。

それは世界に愛されたカメラ”トプコン”に敬意を表し、

新たに総合精密機器メーカーとしての決意を表したからです。

東京光学が小型35mmカメラの生産を終了して40年以上経過しましたが

トプコンカメラはインターネットや中古品市場で、

今も高く評価されています。

【トプコンカメラ体験】

@首からぶら下げてみてその重さを感じる

Aカメラにフィルムを入れるのを見る
(むずかしいのでやけくそじじいがやります)

Bピントを手動で合わせてみる

Cシャッターを押して、次に巻き上げてその感触を感じてみる

 
 
ミノルタ SR101(自分のカメラ)



1975年に発売された35mm一眼レフカメラです。

私はこのカメラを持ってインドに行ったので、

50年前のインド写真はこのカメラで撮ったということになります。

有名な報道写真家のユージン・スミスさんが水俣病取材で

来日した時に、ライカのカメラが盗難にあい、

ミノルタが提供したのがこのカメラだったそうです。

スミスさんはこのミノルタのカメラが気に入り、

その後もずっと愛用していました。

非常にずっしりとした
鉄の塊のような重いカメラですが、

その分安定感があります。

シャッターと巻き上げレバーが同じ所にあるデザインもいいです。

裏ぶたには感度早見表があり、ここにフィルムの箱の切れ端を

はさんでおくと、中にどんなフィルムを入れたのか一目瞭然なので便利でした。

シャッター音や巻き上げの感触の歯切れがいいカメラです。

    

リコーフレックス二眼レフカメラ
(元英会話仲間からもらったカメラです。 ありがとう!)



 





上からのぞくのが面白い。


皮のケースがとても素敵です!

 

【今、フィルムカメラで写真を撮るといくらかかる?】

36枚撮りカラーフィルムの値段

1974年(50年前) 400円

2024年現在 2000円

加えてフィルムの現像+プリント代金=2000円

つまり、現在フィルムカメラを使うとすると

写真36枚が4000円かかることになります!
 

次の写真へ    トップページへ戻る