【50年前の花見】 1977年撮影

〜21美で写真展byやけくそじじいとばばあ〜 
 


 

21美会場内壁展示

    
 

1977年、春の東京上野公園は花見客でいっぱいでした。

旅がらす姿の大道芸人が踊り、見栄をきり……



そこに酔っぱらったおじさんが出てきて……



こっけもん!!!(金沢弁でこっけいなことを言ったりする人のこと)

  

調子にのって旅芸人から編み笠を借りて……



プロの旅芸人さんがやるより、おじさんの方がみんなに人気!

 
 
 

花見宴会をして……

 
 
 
 

着物の女性たちが輪になって踊り……

 

………ごみの山。

今ではどこもきれいな日本ですが、昔はこんなんでした。

汚い昔に帰りたいわけではありませんが、妙に懐かしい。

 
 

この写真を撮った1977年は

太平洋戦争が終わって(1945年終戦)30年経っていましたが、


戦争で傷つき、腕や足がない人が募金箱を置いている姿がまだ上野公園で見られました。

金沢では私達が子どもの頃の1960年代には

まだ片町大和デパート前で見られましたが1970年代にはもう見なかったと思います。

写真展を見に来た私の友だちもそう言っていました。

その友だちは小学生の頃、横安江町の自宅から片町の教室まで

習字を習うために大和前を通っていたのでよく知っていたのです。


現在は「日本は世界有数の福祉国家であり、老人や病人などで

就労不可能な人に対しては国が保障しているので

日本には乞食がいない。いない者に対して言葉が存在するのは好ましくない。」と

されて、乞食は禁止用語です。


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