スリランカの病院で旅行保険を使った


 【60歳からのスリランカ一人旅】

  日本に帰る2〜3日くらい前から、ベッドに仰向けに寝ると、右の腰が痛い(年です〜)ので、ホテルの電話から保険会社のシンガポールセンターに電話しかけ直してもらいました(日本で確認済みです)。近くのナワロカ病院に予約をしておくので、行ってくださいとのことでした。もちろんキャッシュレスでOKでした。保険の詳細を拡大コピーしてあって、ほんとによかったです(保険の詳細はなぜか、豆のような文字ですから)日本語のわかるスタッフはいないとのことで、英語対応です。英語が心配でしたが、行ってみました。
  ナワロカ病院にはインターナショナルカウンターという、外国人の患者さん用の受付窓口がありました。
  サリーを着た女性が最初から最後まで、親切にお世話してくれ、次から次と順番に連れて行ってくれました。
Take a seat.(座って)と Stay here.(ここにいて)を何回も言われました。
  廊下には、こんな足跡が描かれ、わかりやすくしてあります。 
   整形外科の先生、ドクタースリスラン先生の診察室です。
  いよいよ先生の診察です。
先生に言われたことは、枕を首の下に置いて、三晩、うつ伏せに寝なさいでした。
You have to sleep face down three nights.
And put a pillow under your neck.  
先生にはスタッフはみんな”イエスサー.”でした。やはり先生は偉いんだと思いました。
  この女性は看護師さんです。 日本ではこのスタイルは手術着だと言ったら驚いていました。
  血液検査とX−RAY(レントゲン)を受けました。
  レントゲン写真を光輝く仏陀の下のライトボックスに写して、説明してくれました。さすが仏教国です。右の腰の骨と骨の間の隙間(椎間板)が狭くなっているとのこと。そのあと、今からエクササイズをするので、ベッドに寝なさいと言われました。日本の様にリハビリの先生ではなく、整形外科医自身がリハビリの方法を教えてくれました。腰の下に手を入れてプッシュ(5秒間)リラックス(5秒間) プッシュ リラックスと指導を受けました。このエクササイズを1日3回しなさいと言われました。終わった後、先生が「どう?」と聞くので、気がつくと………あれ?腰が痛くなくなっている! 大先生です。驚きました。
  この場では痛みがなくなりましたが、長時間、飛行機に乗らなければならないので、先生がビジネスクラスに乗れるように診断書(ドクターレポート)を書いて下さることになりました。5時までに書いておくので、取りに来なさいと言われました。 
  やはり、日本同様、携帯電話のスイッチを切って下さいとの張り紙がしてありました。
  5時に診断書をもらいに行きました。ビジネスクラスを薦めますみたいなことが書かれてありました。ところが、空港でチェックインの時に診断書を見せると、ビジネスクラスはいっぱいで乗れませんでした。でも腰の調子がよくなり、エコノミーでも大丈夫でした。先生のおかげです。
  診断書です。うつ伏せに寝ることや、エクササイズの仕方も書いてあります。
  保険に入る時は、キャッシュレス(現金をその場でお金を払わなくてもよい)かどうかが、大切なポイントになります。いったんその場でお金を払ってしまうと、いろいろな事務的な作業をしなければならなくなりますが、キャッシュレスなら、全く必要がないので、大変便利です。病院に行く前の晩に、ホテルから保険会社ののシンガポールセンターへ電話しました。ホテルからの国際電話はとても高いので保険証番号と名前とホテルの電話番号を電話で伝えたら、すぐに電話をかけ直してもらえます。この点については、日本にいる時に保険会社に確認してあったので、安心でした。
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