【加賀カニごはんー竹翠】2019年9月 |
場所・電話番号 | インターネット情報 | 時間 ・休み | 料金 (2人分) |
竹翠(ちくすい) 片山津温泉 ホテルアローレ地下 加賀市柴山町ト5-1 ☎0761-75-8000 金沢からは車で約45分 |
●竹翠公式HP http://www.arrowle. co.jp/food/chikusui.html ●加賀カニごはんHP http://www.kagakanigohan .com/shop.html |
営業時間 11:30~15:00 17:30~22:00 定休日 年中無休 |
加賀カニごはん 2250円×2 =4500円(税込み) |
加賀カニごはんを食べられるお店は加賀市全部で5店舗あります。 インターネットで調べてみました。→ 「加賀カニごはんが食べられる店」 1 加賀料理 ばん亭(大聖寺) 和風かに焼きめし プチプチ食感 カニ味噌甲羅焼き 内子とカニ味噌を大根おろしでまとめ、味に爽やかな変化 提携農家のこだわり野菜&彩り花サラダ 季節のカラーで彩る食用花 黒米うどん のど越つるり、もちもちした歯ごたえ けんさんプリンと季節の果物 2 くいもん家ふるさと(加賀温泉駅前) カニ&加賀九谷野菜の朴葉味噌焼き カニ味噌入りの特製朴葉味噌を乗せた朴葉の上で、九谷野菜とカニ面を温めたもの カニ面は季節によって山芋蒸しや蓮蒸しに変化する。 Wカニめし(甲羅蒸しごはん・カニまんま)大粒の「ひゃくまん穀」なので食べ応え抜群 黒米ちらし寿司を柑橘系のお湯で蒸した甲羅蒸しごはん 外子・内子を混ぜていただくカニまんま スイーツは季節によってかぼちゃのケーキなど当日のお楽しみ 3 カーサフォルトゥーナ(加賀温泉駅周辺) カニ・アサリ・ムール貝のブイヤベース ふたを開けるとあふれる湯気といい香り。ブイヤベースはカニの身と内子をはじめ、魚介と 自家製野菜がぎっしり。カニだしと加賀棒茶をブレンドしたスープが、具材の味を際立たせます。 温泉卵でいただくカニ玉チーズリゾット カニスープで炊き上げたリゾットにはチーズと外子がたっぷり入り、温泉卵でまろやかに。 カニの滋味を五感で楽しんで。玄米コシヒカリ使用。野菜は有機無農薬。 冬はりんごのガトーインビジブルなど気まぐれスイーツもお楽しみ。 4 割烹 加賀(山代温泉) カニ身・外子・金時草入りかき揚げ天丼 甘めのだしをかけていただく、かき揚げ天丼はさっくりと揚がった大きなかき揚げが秀逸。 完食しそうになるけれど、あえてご飯を少し残して、カニ味噌タンタンメン鍋の〆の雑炊に 温泉卵の「なかむらくん」を天丼に割り入れて召し上がれ。 お好みで辛さを加減!カニ味噌坦々鍋 カニだし入りで奥行きのある味わいで、カニの身と外子、旬の野菜がたっぷり。 水面に雫が落ちたかのようなガラスの器に、旬のフルーツたち
|
|
オスに比べて、メスの香箱ガニは小さいので、 値段は安いのですが(スーパーで1匹700円くらい) 味は断然、ズワイよりも上だと思います。 |
香箱蟹(コウバコガニ)とは? 石川県では、雄の「ズワイガニ」に対して 雌の蟹のことを「香箱蟹」(コウバコ)と呼びます。 香箱蟹は「赤い宝石箱」とも言われており、 お腹の中にある外子(そとこ)ー卵と 甲羅の中の内子(うちこ)ー未成熟卵を 楽しむ蟹です。 外子はプチプチとした食感があり、 内子はねっとりしています。 また甲羅の中の蟹味噌も濃厚な味です。 |
回転寿司でも、11月上旬~12月下旬までの 期間限定で香箱蟹の軍艦巻きが食べられます。 海苔と蟹の身・外子・内子が口の中で ミックスされてとても満足感があります。 大好きです。 それに比べて金沢のおでん屋にある 香箱蟹のおでん種は美味しくないと思います。 もったいないですよ。 おでんに入れたら味が出てしまいます……。 |
|
甲羅に盛りつけてあるのが 向かって左が蟹足の身 茶色いのが外子(卵) 外子の上のオレンジ色のが内子(未成熟卵)です。 |
ところで、蟹は生の時は地味~な茶色なのに、 なぜゆでると鮮やかに赤くなるのでしょうか? 海老も同じですよね(甘海老を除く) 生の蟹や海老は、アスタキサンチンという色素が タンパク質と結びついているので赤く見えませんが、 加熱するとタンパク質が変性してアスタキサンチンが タンパク質から離れるので本来の赤色が現れます。 確かに海にいる時から鮮やかな赤色だと すぐに敵に見つかってしまいますよね アスタキサンチンには免疫力アップ・目や脳によい などの健康効果があるそうです。 |
|
アスタキサンチン、どこかで聞いたことがありませんか? そう……松田聖子のCMです。 富士フィルムの化粧品に含まれています。 美肌効果や美白効果があるそうです。 蟹は美味しくて健康にいいばかりでなく、 美容にもよかったんですね~。 知りませんでした。 |
北陸の「加賀温泉郷」の一つとして有名な 片山津温泉は白山を望む柴山潟の湖畔にある温泉で その泉質は塩分を含んでいるので保温効果があり、 女性の冷え性にもよいと言われています。 美しい湖面は日に7回色が変わるそうです。 |
|
片山津温泉の昔の写真を見つけました。 その昔は今と違ってひなびた温泉街という感じです。 いい感じですね。 |
|
片山津温泉のちょっと郊外の高台に建つ ホテルアローレに来ました。 広大な敷地面積です。 手前にあるのは多分人工池ですがきれいでした。 |
産卵するメスを保護するため、香箱蟹は 11月上旬から12月下旬までの短い期間しか 漁ができないはずなのに、どうして9月に 食べられるのでしょうか? ホテルアローレ予約時に聞いてみました。 冬、たくさん獲れる時に料理して 冷凍保存しておくからと答えて頂きました。 香箱は冬の限定グルメだと思っていましたが、 冬には普通にゆでて酢醤油で食べて、 余ったものは冷凍して1年中利用する。 とてもいいことだと思います。 |
|
|
予約時間の11時半にはまだ時間があったので、 美しく手入れされたお庭を散歩しました。 |
|
夏になったらここで泳げる? |
|
|
|
日本料理店 竹翠は階段を下りた地下にありました。 |
|
日本料理店 竹翠(ちくすい)です。 加賀カニごはんの看板が立っていますね。 竹翠の 「翠」はみどりの意味です。 みどりの宝石、翡翠(ひすい)の翠です。 竹翠とは若い緑の青竹を意味するのでしょうか。 |
|
竹翠 という名前にぴったりの 墨絵が展示してありました。 墨で描いた山水画しか見たことがありません。 こんな抽象的な墨絵もあるんですね。 |
|
開店時間の11時30分に予約をしてありました。 11時30分ちょうどに行ったら、 炊き立ての釜飯が約束通りセットされていました。 通常、釜飯は炊き上がるまでに時間がかかりますが、 ここではお客さんの予約時間に合わせて ぴったりの時間に炊き上げてくれます。 日本全国で、連絡もなしに予約を キャンセルする人が1割ほといるということを 先日の新聞で読みました。 これで無断キャンセルされたら可哀想過ぎます。 |
|
香箱カニの甲羅に たっぷりの外子と内子と身がセットされています。 香箱は美味しいのですが、お世話が大変なカニです。 身を足から出したり、卵などを分けるのが大変です。 板前さんにありがとうと言いたいです。 これを炊き上がったご飯に混ぜます。 |
|
ひっくり返したら、カニちゃんが真っ赤でした。 九谷焼のお皿に載っています。 実は九谷焼が好きではありません。 いくら伝統工芸でも、地元びいきはできません。 |
|
カニの炊き込みご飯というので、 てっきりお米にカニをのせてから 炊いたものだと思い込んでいましたが違いました。 炊き上がった醤油ごはんに カニを混ぜるだけだったんですよね。 外食は見栄えをよくしなければならないので 仕方がないんでしょうね。 残念、残念、残念です。 ちょっと悔しいです。 冬に家で炊き込んで自分で作ってみたいです。 などとすぐに考えてしまうばあさんです。 私が今、考えた計画では、香箱カニを茹でて 普通に身や卵やカニ味噌を箸で出して お皿に入れておきます。 そして甲羅や足の殻やほとんど身の入っていない足を 少量のお湯で煮て その旨味たっぷりの煮汁をさましておきます。 お米に醤油や酒を入れ調味して さめた煮汁をいつもの水の分量まで注ぎ、 カニ身や外子・内子・カニ味噌を米の上に そっと乗せ、普通に炊きます。 冬に実験してみます。 |
|
|
|
おしゃもじでさっくり切るようにして混ぜます。 プチプチの外子とねっとりした内子が とても美味しいです。 何回も言いますが、一緒に炊き込んであったら 絶対もっともっと美味しいはずです。 |
|
九谷焼の小鉢に盛りつけられたおかずです。 |
|
夫が食べた鶏肉のおかずです。 |
|
予約の電話を入れた時に 「何かアレルギーや苦手な食材はありますか?」 と聞かれたので、「鶏肉が苦手です。」と言ったら ご丁寧にも鶏肉の小鉢の代わりに、 美味しい鱧(はも)の酢味噌かけを用意して頂きました。 ありがとうございました。 |
|
香ばしく焼き上げたちょっと甘めの 魚の照り焼きです。 焼きたてでした。 |
|
水菜としめじのおひたしです。 |
|
大根と珍しいかぼちゃのお漬物でした。 かぼちゃってお漬物になるんですね。 歯ごたえもよく、色もきれいでした。 |
|
衣があられの天ぷらです。 |
|
鶏肉が苦手な私のために、 鶏肉抜きの茶碗蒸しを用意して頂きました。 きめ細かいサービスですね。 |
|
こんな大きな海老が入っていました。 |
|
最後に釜の底に残ったお焦げごはんですが、 これが最高に美味しかったです。 炊飯器ではこんなお焦げができないんですよね。 香ばしいです。 これに梅茶をかけて最後に頂くのですが、 半分ほどはかけずにそのまま食べました。 |
|
これはお茶漬けに入れる三つ葉とわさびです。 |
|
〆は梅干棒茶でお茶漬けにしましたが、 ちょっと後悔しました。 お茶漬けにしたらせっかくのお焦げが楽しめません。 |
|
九谷焼の箸置きです。 柴山潟の白鳥でしょうか。 |
|
ババロアやケーキ、プリンなど 季節で変わる和風デザートです。 今日のデザートは豆乳プリンマンゴーソースでした。 まるで目玉焼きのようで盛りつけが可愛いですね。 こっくりと濃厚なプリンでした。 そして飲み物は夫はコーヒー、 私はグレープフルーツジュースにしました。 このグレープフルーツジュースは 甘くなくてしっかり苦くて美味しかったです。 |
|
柴山潟について 江戸時代に潟の中から温泉が湧き出しているのが 発見されて埋め立てようとしましたができませんでした。 そして明治時代になってようやく少しずつ埋め立てられて、 温泉として利用されるようになりました。 |
|
冬に柴山潟上空を飛ぶ白鳥の群れです。 雪をかぶった白い山 白山が美しいですね。 |
|
60歳からの金沢外食日記 トップページに戻る |
今月の外食は中日新聞で紹介されていたご当地グルメ「加賀カニごはん」にしました。
以下 中日新聞より抜粋しました。
金沢市の南にある加賀市のご当地グルメ「加賀カニごはん」は2015年4月にデビューして以来、
4年4か月で販売累計5万食を達成しました。
加賀カニごはんは橋立漁港のコウバコガニ(香箱蟹)を使うなど一定のルールの下で、
市内の5店舗がオリジナルの御膳を2250円で提供しています。
2015年度は10000食でスタートし、2017年度は13000食、
2018年度はカニの水揚げが少なく、年度途中で終了しましたが、11800食を売り上げました。
加賀ご当地グルメ推進協議会の担当者は、「加賀ランチの定番として浸透してきています。
これからも加賀ブランドの一つとして盛り上げていく。」と話しました。