【川魚料理ーりんどう】 2019年8月
 場所・電話番号 インターネット情報  時間 ・休み 料金 (2人分)

りんどう

  石川県白山市

  三宮町イ144-1


  ☎076-272-3161


白山比め神社
南参道入り口の向かい側


駐車場あり


独自のものはありませんが

タウンページのHPは

    ↓

http://nttbj.itp.ne.jp
/0762723161/




  

営業時間
  
  11:00~15:00

  (ラストオーダー14:30)

  お昼のみの営業です




定休日  

   毎週月曜日

   但し、毎月1日と

   祝日の場合は営業


ふるさと定食鮎付き
      1750円

山菜定食岩魚付き
      2200円

草餅ぜんざい
      800円


合計 4750円(税込み)




天然鮎(アユ)の美味しい季節です。

今月の外食は、石川県白山市鶴来(つるぎ)にある白山比咩(しらやまひめ)神社の

すぐそばの川魚料理店 「りんどう」 に行ってきました。




鶴来は白山麓の玄関口にあたります。

田んぼと山がすぐそこにある美しい町です。

 

白山比咩神社は全国に約3000社ある

白山神社の総本宮です。

昔から「しらやまさん」として親しまれてきました。

 

獅子吼高原の山の上、

小さく見えるのはパラグライダーです。

何か深刻な病気になって、あと3か月の命になったら

トライしたいですが、今はやりたくありません。




樹木ではっきり見えませんが、

鶴来の日本酒メーカー菊姫酒造です。

素晴らしいロケーションにありました。


 
  


白山比咩神社の大駐車場にある

「和田屋」の入り口です。

「りんどう」は和田屋の姉妹店です。





門をくぐって、きれいな小道を歩いてみたら……

 
 

和田屋さんがありました。

ス~っと汗がひくような感じがしました。

美しいです。

 

なかなか高級店ですが来年ぜひ

鮎を食べに来たいと思います。


 

こちらが”庶民派和田屋”のりんどうさんです。

和田屋さんと違い、お手頃価格です。

11時~15時までのランチのみの営業です。


 

お店の造りは古民家風で素敵です。

 

毎月、一日は白山比咩神社のついたち参りで

このお店もかなり混雑するらしいです。

今日は平日の何でもない日なのですが、

私たちが帰る頃には、もう一杯のお客さんで

待っている人もいました。

 


黒い格子戸に紅紫色のムクゲが映えます。

 
 

ムクゲは初夏から秋まで次から次と

涼やかな優しい花を咲かせますね。

中国語ではムーチン、韓国語ではムグンファと

呼ばれるそうです。


よく似通った名前です。
 


大正時代の雰囲気の

古民家のような落ち着いた店内です。

テーブル席と小上がり席があります。

お店の奥に巨大なスピーカーがありました。

普通、こんな和食のお店にはありませんよね。

オーディオ好きのご主人なんだと思います。

食べ物にもオーディオにも

つまり何事にも凝り性なんですね、きっと。

 

私たちは鮎を焼いている囲炉裏の見える

テーブル席にしました。

食いしん坊です。


熱~いお茶とお菓子が出されました。

暑い時には熱いお茶がいいんですよね。

わかっていますが飲めません。

江戸っ子にはなれません。

炎天下からエアコンの店内に入ってきて

すぐに熱~いお茶はやはり飲めません。

これが自然です。

 
 

【りんどう定食】

ふる里定食  900円
(焼き油揚げ・小鉢・香の物・炊込みご飯・汁)
岩魚付き 1550円(+650円)
鮎付き 1750円(+850円)


おふくろ定食 1000円
(煮物・小鉢・2種盛り・香の物・炊込みご飯・汁)
岩魚付き 1600円(+600円)
鮎付き 1800円(+800円)


田舎定食  1200円
(煮物・小鉢・5種盛り・香の物・炊込みご飯・汁)
岩魚付き 1800円(+600円)
鮎付き 2000円(+800円)


山菜定食  1600円
(煮物・小鉢・山菜3種盛り・5種盛り・
香の物・炊込みご飯・汁)
岩魚付き 2200円(+600円)
鮎付き 2400円(+800円)



岩魚塩焼き定食   1200円



6月~9月限定
鮎塩焼き定食  1700円
2匹付き  2500円(+800円)
3匹付き  3200円(+1500円)

 

【夏の季節料理】

そうめん 1000円

そうめん定食  1700円
(小鉢・山菜3種盛り・香の物・炊込みごはん)
岩魚塩焼き付き  2300円(+600円)
鮎塩焼き付き 2500円(+800円)

今回は夏なのでありませんが、
粕鍋など冬の季節料理もあるそうです。



【一品料理】

鮎塩焼き・田楽  900円

鮎背ごし洗い(刺身) 1000円

岩魚塩焼き  700円

焼き油揚げ  350円

岩魚骨酒  1500円

草餅ぜんざい  800円

 
 
 

囲炉裏で焼かれる鮎を描いた絵が

飾られていて、とても素敵でした。

まぶされている塩がうまく表現されていました。

写真よりも美味しそうに描かれています。
 

こんなに可愛いお魚のぬいぐるみ。

下の猫が狙っています。

 
 

お店の入り口には水槽があり、

鮎や岩魚が泳いでいました。

清流が引き込まれているそうです。

岩魚は年中食べられますが、鮎は6~9月のみです。

岩魚と鮎は一緒の水槽には入れられません。

 

クラッシックとジャズのレコード盤がぎっしりです。

やはりこだわる人にとっては

CDの音はだめなんでしょうね。
 
 

注文を受けてから、鮎や岩魚が焼かれます。

水槽で泳いでいる魚を1尾ずつ踊り串を打って、

炭火でじっくり焼きます。

お世話なことを丁寧にしていらっしゃいます。

ありがとうございました。感謝です。


 

香ばしい匂いがしてきます。


”炭”で焼いた油揚げは

”ガス”で焼いたのと(私は朝食時ガスで焼いている)

味が違うのか……

という理由で「ふるさと定食」を注文しました。

 

手前の鮎は生きたまま串に刺されて

まだ意識があるかもしれません。

本当に申し訳ないです。ごめんなさい。

地獄に落ちて火あぶりの刑にされても

仕方がありません。


 

これまで知りませんでしたが、

岩魚(イワナ)は実は貪欲な肉食性だそうです。

樹木から落下する虫、他の魚(共食いもする)、

カエル、蛇、ネズミ、サンショウウオも食べます。



ということは………

岩魚を食べたら、それらの生き物も

一緒に食べているということですね~!!!

消化しているものはいいとして、

消化されてないのはいやだなぁ。

ガブリと内臓を食べる時に、

見たら食べられませんね。

決して見ないで、知らぬが仏で

食べてしまいましょう。

 

カエル



川へび


岩魚は大きな口と鋭い歯で

獲物を丸呑みします。

岩魚の歯は先が内側に向いていて、

捕らえた獲物を逃がさない構造になっています。

もし指をつっこんだら傷だらけになるということです。

 
 

川ネズミ



サンショウウオ

 
 

山菜定食の岩魚塩焼き付きです。

2人でシェアーして頂きました。

お味噌汁はお豆腐でした。



山菜定食の5種盛りです。

とても美しいお皿に美しく盛られています。

 

岩魚(イワナ)の塩焼き

頭から尻尾までガブっと頂きました。

尻尾は塩が焦げないように塩がいっぱいついて

いましたが、つい勢いで食べてしまいました(笑)。

お店の方に、もしかしたら川の小石を飲み込んで

いるかもしれないので気をつけて下さいと

言われましたが、入っていなかったと思います。

私は鮎も好きですが、岩魚も大好きです。

 

炊込みごはんは程よい味つけでした。

 

椎茸・筍・とうがん(?)・人参・オクラの煮物

 

山菜3種盛り

かためにゆでたごぼうと酢味噌は合うと思いました。

家でも真似しようと思います。


 
 

鮎はその姿がいかにも涼し気ですね。

川底が泥の場所では育ちません。

つまり透き通った美しい川でなければなりません。

濁っている川の鮎はお腹に泥が入り込み、

泥臭さが出るので、はらわたを取り除かなければ

食べられないそうです。

 

鮎は香魚とも書きます。

独特の香りを持つことに由来しています。

石についた苔類を食べることと関係あるのかな。

肉食系の岩魚に対して草食系のさかなくんです。

 
 

「ふるさと定食」鮎の塩焼き付きです。

2人でシェアーして頂きました。

鮎漁の解禁は6月です。

 

鮎の塩焼きです。

臭みがなく、いい香りです。

ガラスのお皿が涼し気でとてもいいと思います。

頭も内臓も骨も全部、ガブっといきました。

内臓のちょっとした苦みが美味しい。

子どもの時には苦手でした。

蓼酢(たで酢)で頂きました。

   

結論から言えば、もっと焦げ目を

つけた方が香ばしいと思いました。

でも炭の香りがして乾燥はしてなくてジューシーでした。

もっと炭に近づけて焼けば

焦げ目がこんがりつきますが、

焦げを好まないお客さんが多いんだと思います。

それは仕方がないことだと思いました。

大根おろしと生姜醤油で頂きました。


一番の理想(私の場合)は炭でこんがりですね。

ちょっと残念!

 
 

このお店の名物の草餅ぜんざい一椀を

2人で分けてデザートに頂きました。


よもぎたっぷりのお餅も香ばしく、

炭で焼いてもらえます。

お餅も期待もプゥーっと膨らみます。


 

もっちもちの粘りの強いお餅でした。

甘みメニューはこの一品だけです。

暑い夏に熱~いぜんざいも乙なものですが、

このところの猛暑で汗が吹き出しました。

あっさりした甘さでとてもいいのですが、

甘みをきかせるための

塩がちょっと足りないような気がしました。

 
 

小石のチョコレートの試食がありました。

 

色とりどりのチョコはどう見ても石にしか見えません。

エープリルフールに使えそうです。


 

北陸鉄道石川線の「加賀一之宮駅」です。

1927年(約100年前)に建てられた

白山ひめ神社の門前駅として賑わいました。

廃駅後は取り壊される予定でしたが、

この駅舎を懐かしむ地域住民から反対運動が起こり、

そのまま保存されることになりました。

 

年月を経た木の木目がとても美しかったです。

トイレだけは現在も使えるようでした。

 
 

石川県・岐阜県の県境に位置する

白山(2702m)をご神体として祀る神社です。

白山は日本三霊山の一つで

他の山の残雪が消えても、「白い山」として

遠くからでも一目で判別できる山です。

 

白山ひめ神社の表参道が大好きです。

木漏れ日が美しい。

 
 

表参道を散歩していたら、朽ちた木から、きれいな若葉が出ていました。

今度、白山比咩神社に来た時には、またりんどうさんでお昼を食べたいと思います。

その時は、シンプルに「鮎の塩焼き定食2尾付き」と「岩魚の塩焼き定食2尾付き」にしようと思います。

川魚を食べにいくのですから、他のおかずはいりません。


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