【あげは&つぼみ in 柿木畠】2019年2月                    
 場所・電話番号 インターネット情報  営業時間と定休日  料金(2人分) 
あげは

  金沢市広坂1-28 
  広坂パレス1階


電話 090-8260-2995

 グーグルマップ地図


駐車場はありません。
すぐ近くに市役所の
屋内駐車場があります。
約1時間半で300円でした。
(2店はしごで)

 
あげは

独自のホームページは
ありませんが、
柿木畠商店街のHPが
あります。

  柿木畠商店街HP


あげは

昼 11:30~15:00
夕 18:00~22:00


定休日 月・火・水

あげは

あげは御膳
 海鮮まんじゅうつき
 1300円×2
  =2600円(税込)


つぼみ

  金沢市柿木畠3-1
  21世紀美術館すぐ

電話 076-232-3388

グーグルマップ地図

駐車場はありません。

つぼみ

  つぼみ公式HP


つぼみ

11:00~18:00


定休日 水曜日

つぼみ

抹茶パフェ 860円
   加賀棒茶つき

アイス最中 750円
   加賀棒茶つき

合計 1610円
(税込)



今月の外食は金沢の繁華街香林坊裏の

柿木畠にある”あげは”に行きました。

旧うつのみやビルの横のビルの1階です。


ネット情報で、定休日が「水曜日」

定休日が「火曜日と水曜日」

定休日が「月曜日と火曜日と水曜日」

いろいろな情報があったので電話して確認したら

月~水曜日が定休日でした。

普段忙しいので3日間お休みにして

ゆっくり休養かなと思っていたんですが、

実はその間も海鮮まんじゅうや生かまぼこの

注文分の仕込みをなさっているようです。

あとで大将の話からわかりました。



この紫色の、アゲハ蝶ののれんが目印となりました。

お店の看板がないところが面白い。



”丸にアゲハ蝶”の家紋といえば、

平家の家紋として有名ですが、


平家の関係者?

そのことを大将にきくのをうっかり忘れていまいました。

 
 

11時半に開店で、私たちは早めに11時に行った

のですが、もう7人の方が待っていらっしゃいました。

カウンターは10席なので

私の次の人で第1回目の入場は終わりでした。

ふ~っ  ぎりぎりセーフ。


お店の横に屋根のあるスペースがあって

7人くらい座れる椅子がありました。

私たちは8人目と9人目だったので

立ったまま30分待たなければなりませんでした。

あ~読みかけの本を持っていくべきだった。


本さえあれば待つのはいやではありません。

 


店内はカウンター10席だけの

とても狭~いお店です。


コートやかばんを置く所がないので、

壁のフックに10人がずらっとかけました。



でもまさにその”狭さ”でお茶目な大将の

おしゃべりが10人みんなに聞こえるんですよ。


常連でもないのに、あいそらしく(金沢弁で気さく)

話して下さいました。


愛想らしい大将と丸顔のかわいい奥様2人で

切り盛りしていらっしゃいます。


忙しいのに、大将は全くマイペースで

ずっとお客さん相手におしゃべりしています(笑)。


しゃべらずに早く調理して

客の回転を早くするなんてことはしません。


大将によると、昔、スギヨで工場長をしていましたが

作りたての美味しい練り物を食べて

もらいたくてこのお店を始められたそうです。

スギヨというのは石川県能登にある

竹輪とかまぼこの会社です。


第1回目のお客さん全員が

1番人気の”あげは御膳”を注文していました。



あげは御膳は当初は若い貧乏学生のために

作ったランチだそうです。


「それがいつのまにか評判になってね~っ。」と大将。


 

海鮮まんじゅうは壁に貼ってある6つの短冊

から好きなものを選べました。

季節によって、日によって変わります。



冬限定の能登かきまんじゅうと

真子まんじゅう(タラの真子)にしました。



最初、”まんじゅう”と聞いて、びっくりしました。

甘いおまんじゅうがデザートに出るのかなと。


でも”海鮮まんじゅう”と聞いてまたびっくりしました。

肉まんの魚版で魚まん?

もちろん食べたことがありませんでした。




夫は最初、そんなにたくさん食べられないからと

あげは御膳だけを注文しましたが、

大将の話を聞いているうちに

海鮮まんじゅうも食べたくなり、

”海鮮まんじゅうつきのあげは御膳”に変更しました。

大将のおしゃべりの力は偉大なり。
 



今日のおすすめのお刺身はイワシです。

イワシは小さいし、傷みやすい魚です。

そんなイワシの皮を一つずつ

シュッシュッと目の前でむいていくまめな大将です。



とにかくよくしゃべりますよ(笑)。

しゃべるだけでなく、冗談言って笑いもとるし、

しかも手はちゃんと動かして仕事をしています。



店内には新聞に載った

息子さんの記事が貼ってありました。




キャノン公式サイトより


大将が教えてくれたんですが、

息子さんは「キャノンイーグルス」に

所属するプロのラガーマンの上田聖(さとし)選手です。

身長181㎝、体重112㎏ですよ!

ラグビーの選手って激しい運動をしていますから

よほどたくさん食べないと

この体重にはならないですよね。



家に帰ってネットで調べてみたら

ウイキペディアにも載るようなすごい選手でした!


ウイキペディア上田聖はこちらから

キャノンイーグルス公式サイトはこちらから

メンバー紹介 上田聖はこちらから

 
 

キャノン公式サイトより


大将は私のカメラがキャノンなのを

目ざとく見つけて喜んでくれました。



やはり息子さんの会社のカメラをお客さんが

使っているのを見たら

お父さんとしてはうれしいんでしょうね。
 

 

あげは御膳が運ばれてきました。

ご飯・魚の味噌汁・大根の煮物・

海鮮キムチ・そしてお刺身盛り合わせです。


なお、ご飯の量は男性と女性で差をつけてあります。


ご飯はおかわり1杯までできます。

たくさん食べたい人にはたくさん盛ってくれます。

 
 

左からイワシ・カワハギ・マグロの大トロ・ブリです。

イワシが一番好きでした。

マグロの大トロは年寄りにはしつこかったかな。

白いカワハギがボールの様に見えませんか?

これには秘密がありました。

大根のつまを大将がおにぎりのように

握ってボールにして、そこにカワハギが

貼り付けてあるんです。

この楽しい方法、私も家で真似したいと思います。


この山盛りのお刺身を盛ってあるお皿ですが、

正直な大将が言うには100均のお皿です(笑)。


高級な料理屋さんの高価なお皿と違い、

その分お刺身をたくさんのせられるという効果と

お皿が小さいので特に山盛りに見えるという効果の

二つの効果があります。



ここで私の右隣の男性、日本酒オーダー。




魚のアラの味噌汁です。



大根と人参と油揚げの煮物



隣りの男性、海鮮キムチでお酒が

進んだようで、また日本酒を注文。


私はキムチが好きではないので残しましたが、

若い観光客の皆さんはご飯をおかわりして

キムチをのせて出し汁をかけて

お茶漬けにしていました。

あげはのオリジナルな食べ方のようです。




揚げたてのさつま揚げです。



能登牡蠣の海鮮まんじゅう



本日のおすすめ 真子の海鮮まんじゅう



今日のデザートは以前から気になっていた

甘味処の”つぼみ”にやってきました。

あげはから歩いてすぐです。


”柿木畠”という地名が好きです。

昔、火事が多かった江戸時代に、

柿の木は防火用として植えられました。

「柿の木があると火が止まる」と信じられていました。

その理由が面白い。

「柿本人麻呂」かきのもとのひとまろ から

つまり「柿の木の元では火が止まる」なんです。

何だかうそのような話です。

それは確かにただの冗談だったことが判明します。

1759年の大火によって全部焼けてしまいました。

確かに何の科学的根拠もありませんが、

その言葉のもじり、楽しいではありませんか。



長い一枚板の存在感のあるテーブルを

うまく置いてあると思いました。

奥の坪庭の方に目がいくからです。

私たちはこのテーブルの一番奥、

つまりお庭側に案内されました。


ラッキーでした。

緑のそばが大好きです。



柿木畠には、昔から金沢人にはおなじみの

”グリル中村屋”や”蛇の目寿司”があります。

母と生まれて初めて入った蛇の目寿司で

食べた盛り合わせ寿司(値段を気にしなくてもいい)

高校生の時に食べた中村屋の名物洋風カツ丼など

懐かしい味と思い出がいっぱいです。



このお店、何となく上品だなと思っていたら、

犀川べりの料亭”杉の井”さんがオーナーだそうです。

料亭出入りの庭師さんに作ってもらった坪庭らしいです。

山野草、石垣、用水路、自然な生け花……

静かな落ち着く空間でした。



品のある静かな空間です。



このパフェ、大変美味しかったです。

抹茶アイスクリーム・抹茶ゼリー・抹茶カステラ?・

白玉・つぶあんなどが入っていました。

そのどれもが深い抹茶の味がしました。

ファミレスなんかの何でもかんでも

入っているゴテゴテのパフェとは全然違いました。

余計なものが入ってないんですね。




このお店の看板メニューが

吉野産本くずの”くずきり”と夏の”かき氷”

だということは知っていました。



でもへそ曲がりな私はあえて”抹茶パフェ”にしました。

白玉クリームあんみつもいいな。


この近所に気になるスリランカカレーのお店が

あります。今度そこでカレーを食べて

その帰りにまたこのパフェ食べたいです。
 
年寄り夫婦の私たちはたくさん食べられないので

ひとつ注文してシェアーしようと思っていたのですが

残念ながら1人1つオーダーだそうで


アイス最中も注文しました。

そんなに食べられるかな~。

いくら別腹と言ってもね。

 


最初から最中に入っていないので、

抹茶アイスと粒あんの配合は自由に、

そしてパリパリの感触を楽しめます。



今度、夏の暑い日に

ここで名物 ”梅そうめん”を

つるつるっと食べてみたいです。


60歳からの金沢外食日記 トップページに戻る