【すし処 大敷ーおおしき】 2019年11月


 場所・電話番号 インターネット情報  時間 ・休み 料金 (2人分)税込

●すし処 大敷(おおしき)

  金沢市西念3-5-24

  ☎076-261-0041


●金沢駅西口50m道路
 右側のオレンジ色の
 巨大なNTTタワーの横
 (保健所のすぐそば)

 金沢駅からは車で数分



●駐車場

 お店の前に8台分あり


●公式HPがあります

http://sushi-ooshiki.com/

その月の臨時休業日が
書かれてあるので
とても便利です



●営業時間
  
  11:30~14:00

  (ラストオーダー13:30)

  17:00~22:30

  (ラストオーダー21:30)



●定休日  

 毎週日曜日
 (営業することも)

 その他臨時休業日あり



寿司ランチ 1200円

華ランチ  1200円


合計    2400円



今月の外食は”回らない”寿司屋「大敷」(おおしき)に行ってきました。



「金沢の市場から一番近い店」という

キャッチフレーズの”すし処 大敷”です。

一番近いということは一番新鮮ということですよね、

最高の場所にあります。

石川県中央卸売市場と金沢港の市場

両方の市場に近いです。

向こうに見えるのは、NTTのタワーです。

金沢駅西口から50m道路をまっすぐ行って

右側にタワーが見えたら、

西念中交差点をを右に曲がると、

金沢保健所があり、

そのすぐ横にあるのでわかりやすいです。

 


大敷……これ最初何て読んだらいいのか

わかりませんでした。

大敷って一体何でしょうか?


 
大敷の名前の由来

大敷網(おおしきあみ)について

定置網の一つで、海岸近くの魚の通り道に

網を張り、魚を誘導して獲る漁網のことです。

左の図のように、三角形の一辺が開いていて

そこに魚が入るようになっています。、

イワシ、ニシン、ブリ、マグロなど沿岸に

回遊する魚を獲ります。

 
 

昨日の夜遅く、蟹の初セリに行ってこられました。

帰ってきたらすぐに仕込みをしなければなりません。

蟹のシーズンになると特に忙しいんですね。

カニ、特に香箱カニは手がかかるんです。

私も香箱蟹を料理するから、よくわかります。

でも”カニ将軍”と呼ばれているらしい金田さんは

お客さんのためにがんばってくれています。

その映像が大敷公式ホームページ動画で見られます。

蟹の足はすりこ木で押し出して出すんですよ。

なるほどね~。私も今度から真似しましょう。



テレビのニュースで見ましたが、

昨日、11月6日は蟹の解禁日でした。




以下公式HPより抜粋させて頂きました。

「店主、金田は自分の目で、鼻で、手で

すべての感覚を通じて食材を選びます。

夜の競り、朝の市場、旨いものは自分で選んで

こしらえる。お客様のために今日もがんばります。」







値段表がちゃんとかけてありました。

回転寿司みたいにこんなのがかけてあると

お客としては安心ですよね。

但し、2個で1皿の回転寿司と違うのは

1個の値段だということです。



本日のおすすめ


加能ガニの陶板焼き

香箱カニ

アジ・赤イカ・アオリイカ・なめら

秋刀魚焼き霜造り

白子酢

 
 

玄関ホールには素晴らしい生け花

 


どこを見ても細やかな心づかいに驚きました。

一つ一つの物を大切にして

いらっしゃるのがよくわかりました。

大敷のHPの数年前のブログで読みましたが、

奥様のお嫁入り道具のエアコンを17年間

大切に使われて、ついに壊れて買い替えたそうです。



額の写真は金田さんの星稜高校のサッカーの後輩の

本田圭佑さんが大敷を訪れた時のものです。

金田さんは大好きなサッカーを観ながら

途中で寝てしまい、奥様に叱られるそうです(笑)。



奥には2つの個室があります。

見せて頂きました。


 

12時から予約のお客さんがいらっしゃいました。

 


こちらの個室からは、きれいなお庭と

厨房・カウンター席が見えました。

ちょうど雪つりが見れたのはラッキーでした。


 
 

テーブルの下はヒーターのある掘りごたつ風に

なっていて足が痛くありません。



 


掘りごたつ式の小上がりもあります。

次から次とお客さんが入ってこられます。

はやっています。

 

私たちは2人だったので、

きれいなお庭の見えるカウンターで。


カウンターのいい点は

気さくな板さん(金田さん)と話ができることです。

何でも話してくれて楽しい。

この緑茶、美味しいお茶でした。

 
 

カウンターが実は斜めになっています。

お客さんが取りやすいからのようですが、

ここに味噌汁を置いた時に、

底がちょっと濡れていて

ス~っと滑ったことがあったとか(笑)。


 金田さんに聞いた話ですが、

スマホの指紋認証ができないことがあるそうです。

いつもお酢のごはんを触っていて

指紋が消えるってことあるんですね。

とても驚きました。


酢のパワーです。

酢の入れ物が醤油のようにプラスチックではだめで

ビンである理由がよくわかります。

 
 

味噌汁(アラ汁)つきのランチメニューです。

私たちはすしランチ1200円と
(ベーシックなランチ)

華ランチ1200円にしました。

(デザートつき)




他に大敷ランチ1650円や
(少しぜいたく)

大盛りすしランチ1500円などがあります。
(たくさん食べたい人向け)



その他のランチメニューです。

づけ穴丼1500円
(づけと穴子のおいしい組み合わせ)

海鮮チラシ1200円
(彩り豊かなランチ)

刺身ランチ1200円
(白いご飯にお刺身)

おすしのお供に

茶碗蒸し500円

茶碗蒸し+デザート 800円

 
 
夫が注文したすしランチセットです。

握り寿司が6つといなり寿司が1つ、

そしてカッパ巻き3つとおしんこ巻き3つでした。

他にあら汁とマカロニサラダつきです。

夫はたくわんが大嫌いで

私にくれたのでラッキーでした。


 
 
私が注文した華ランチセットです。

握り寿司が7つといなり寿司が1つ、

そしてデザートがついています。 

他にあら汁とマカロニサラダつきです。


 


皮つきの炙り(あぶり)カマスです。

あぶった味がまた美味しい。

炙ることによって水っぽさがなくなるそうです。

カマスは塩焼きや干物なら食べたことがありましたが、

カマスのお寿司を食べるのは初めてでした。

新鮮なものならお寿司にできるんですね。

カマスのお寿司って美味しいです。

知りませんでした。

秋刀魚と同じく秋に脂がのる魚なので、

今頃の季節限定じゃないかなと思います。

この季節には毎年必ず食べたいです。



時速150㎞で泳ぐスマートな体です。

尾のつけ根が太く、キック力が強いので速く泳げます。


獲れ始めの7月頃には20㎝くらいですが、

8月になると猛烈な勢いで小魚を食べ、

10月頃には30㎝以上になるそうです。

大きなものが刺身になります。





カマスは人間に対して攻撃性を示す魚だそうです。

獲物にスーっと近づいて、この鋭い歯で

アジやイワシなどの小魚に食らいついて

丸ごと飲み込んでしまいます。

 
 

メジマグロです。初めて食べました。

本マグロに比べるとさっぱりしているのですが、

上品な旨味がしっかりあって

とても食べやすいものでした。


 

メジマグロとは本マグロ(クロマグロ)の子どもです。

およそ体重20㎏、体長1m、年齢3歳以下が基準です。

近年本マグロの漁獲量が低くなっており、

資源を守るために本マグロの子どもの

漁獲量の規制がされるようになりました。


メジマグロを獲るつもりはなくても、

網の中に入っている場合があるから

市場に並ぶんですね。

 
 
 これはすしランチについていた細巻きですが、

このおしんこ巻きのたくわんが美味しかった。

何が美味しいかといえば甘過ぎない味もいいのですが、

その歯ごたえです。シバシバなんですよね~。

ペラっとしたよくあるたくわんでないんです。

魚だけでなく、たくわんにまで

気を配ってくれていることに感動しました。

 
 
この箸休めがお寿司によく合いました。

マカロニのかぼちゃ和えサラダです。

 ちょっと甘みがあって時々食べると、

さらにお寿司が美味しく感じられました。


お客さんの立場になってよく考えられています。

 
 
 あら汁は甘海老の頭が2つ入っていました。

甘海老の頭が大好きです。

甘海老のお目目を食べると目がよくなります。

そしてカルシウムたっぷりで長生きします。

 
 
 これ、デザートのかまぼこです!……うそ。

実はかまぼこ型のアイスクリームなんですよ~。

アイスクリームをクレープで巻いてあります。

おまけに明太子そっくりのソースまでついています。

寿司屋にぴったりのデザートです。

寿司セットの最後に笑わせてくれました。

ごちそう様でした。

 
 
 お店の休業日にミョウガ採りに山へ行かれたり、

実家の宝達志水町に蓮根堀りに行かれたり、

他の料理屋さんに行って研究なさったり、

飛び魚を干物にしたり……

なかなかできることではないと思います。

おまけにガリまで手作りなさっています。

香り高い生姜の味がしました。

 

四季の特別メニューです。

  春     桜鯛のしゃぶしゃぶ・ホタルイカのルイベ・サヨリ昆布〆、黒も酢

  夏     鮑の陶板焼き・のど黒塩焼き・アマダイ酒蒸し・赤イカソーメン・金時草お浸し

  秋     加賀れんこんのハス蒸し・甘海老団子と松茸の土瓶蒸し・天然自然薯

  冬     鱈白子焼き・活加能かにの陶板焼き・加能かにの刺身・香箱カニ・寒ブリ




美味しそうです。ぜひぜひ、また来たいと思います。

 

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