【氷見番屋街】2018年12月
 場所・電話番号 インターネット情報  時間 ・休み 料金 (2人分)
税込み
氷見前寿司

富山県氷見市北大町
       25-5
氷見番屋街内


電話 0766-50-8838



HP

http://www.himimae
sushi.com/

営業時間

10:00~21:00


定休日   なし

氷見前寿司 1771円

  寒ブリ 赤身 1皿
     (480円)

  寒ブリ トロ 1皿
     (880円)

  アオリイカ  1皿
     (280円)

番屋亭

氷見番屋街内


電話 0766-74-3500
公式HP

http://himi-banya
.jp/banyatei/
営業時間
  
11:00~17:00


定休日  なし
番屋亭    3300円

  寒ブリ刺身  1皿
     (2000円)

  ブリ大根   1皿
     (800円)

  ごはんセット 1セット
     (500円)
    かぶす汁を含む

魚廣

氷見番屋街内



電話 0766-74-4778

  
  営業時間

8:30~18:00



定休日   なし

魚廣    972円

  香箱カニ寿司 1パック

氷見水産

氷見番屋街内


  営業時間

8:30~18:00


定休日   なし


氷見水産  150円

  ととぼら串(魚団子)

次郎平

氷見番屋街内の
ひみの江さんでも販売

電話 0766-74-7180

本店に行くつもり
でしたが番屋街で
買えました

次郎平 公式HP

http://kintsuba.com/

営業時間

8:30~18:00


定休日   なし

ひみの江  240円

  次郎平きんつば 2個

       総合計  6433円

   
今月は金沢から車で1時間くらいで行ける

漁業の町 富山県の氷見(ひみ)へ

有名な寒ブリを食べに行きました。
 

氷見は富山県ですが、石川県に近い町です。

能登里山海道(無料)で千里浜まで行き、

国道415号線で氷見まではすぐです。
 




氷見寒ブリ証明書の見本


氷見がどこにあるのかを知らなくても、

氷見の寒ブリは聞いたことがある人もいると思います。

氷見の定置網漁法は400年以上の歴史があり

氷見で獲れる寒ブリは、時の権力者や皇族への

献上品として昔から有名だったそうです。


毎年、12月になると”氷見寒ブリ宣言”があります。

去年は12月2日今年は12月1日でした。

寒ブリ判定委員会(生産者・氷見漁協・仲買人の

代表で構成されています)

水揚げされるブリの大きさや数量などを総合的に

判断した上で開始宣言と終了宣言を出します。

すごいものですね~!


氷見の寒ブリとは富山県の定置網で捕獲され、

氷見漁港で競られた6㎏以上のブリを指します。

1尾に1枚ずつ、氷見漁港の証明書がつけられ

出荷されるブリのブランドです。

本当に美味しいのか食べに行ってみることにしました。

 

氷見漁業協同組合のHPでは、

ブリの水揚げ本数が毎日更新されています。

 http://www.tyhimigyokyo.jf-net.ne.jp/



12月11日の水揚げ本数は354本でした。

12月12日の水揚げ本数は129本でした。

そして私たちが食べた12月13日は

337本水揚げされました。


 

私たちのルートは……

まず氷見番屋街でお昼ごはんを食べて

氷見漁協のハットリくん巨大壁画を見て

次にまんがロードを散歩して(近くの光禅寺も)

ハットリくんのからくり時計を見て

立山連峰を見て

金沢へ帰りました。

 
  





この巨大な比見乃江大橋のすぐ横に

ひみ番屋街がありました。わかりやすいです。

番屋とは漁師が漁の間泊まりこんだり、作業する小屋

のことらしいのですが、多分昔この辺りに

あったのだと思いました。

昔は車もないし、漁の間、家から歩いて毎日通って

いては時間がかかりますからね。

飲食店や大きなフードコート、魚屋さん、

干物屋さん、お土産屋さんなどがたくさんあり

とても便利な所でした。



私達は車で行ったので乗りませんでしたが、

”ぶりかにバス”という観光バスが走っています。

帆船の海王丸パークや新湊市場、ひみ番屋街を

走る観光ルートバスです。

 
   
中は西の番屋②とか東の番屋①とか

コーナーが分かれていました。

10時半頃着いたので、食事の前にどんなお店が

あるのか見て歩きました。


”西の番屋”とか、”東の番屋” とか

名前がついているのが、何かかっこいいです。
 
 





 
さっそく魚屋さんがあり、その日に水揚げされた

寒ブリが並んでいました。

1尾4~5万円、片身で1万5000円以上しました。

商売にしている人でないと買えませんね。








どのブリにも例の”氷見寒ブリ証明書”がつけてあります。










ブリだけでなく、今の季節はカニ、特に

メスの卵が美味しい香箱カニも売られていました。

金沢より少し安いような気がしました。












一般の家庭向けでしょうか?

ブリ刺身用切り身もありました。

5000円くらいでした。

 





 
すぐに食べられるお惣菜

富山名物の白エビのから揚げや、

魚の天ぷらなどもありました。

左のお店では大鍋の”かぶす汁”や

注文してから揚げてくれる白海老なんかも

食べられるようです。

かぶす汁とは氷見の漁師飯で、本来ならば

捨ててしまうような市場に出せない小さな魚

つまりお金にならない魚を使った味噌汁です。

小さいだけで美味しくないわけではありませんから

いいことですね。

この味噌汁はいわゆる”アラ汁”ではありません。

アラ汁は頭を使いますが、かぶす汁は

頭を使いません。頭は落としてから使うそうです。

フードコートでは海鮮丼、氷見牛の握り寿司、

魚のすり身のハンバーガー、富山ブラックラーメンや

海鮮カレーなど美味しそうなものが気軽に食べられます。

食べたいものがいっぱいありましたが、

全部食べられるわけではないので、

今度来たらぜひ……。

ここで私たちは一人の女性を見ました。

カニをテーブルいっぱいに広げて、

豪快にほんとに美味しそうに

全部平らげていらっしゃいました。

箸も道具も使わずに素手というところが

かっこいいというかプロっぽいというか……。

とても印象的でした。

   


 





 
まずは番屋街の回転寿司 氷見前寿司で

軽く寒ブリの握りを食べてみることにしました。

11時に行ったので、まだお客さんはちらほらでした。





















迷わず、普通のブリとブリとろを注文して

二人で1つずつ食べました。

とろは脂がのっているので大根おろしと一緒に

さっぱりと召し上がって下さいねと威勢のいい大将。

確かにとろはとても美味しかったです。








そして氷見で獲れたイカも注文しました。

こちらは多分新しすぎて、ちょっと硬かったです。

金沢で食べると、ここまで新しくないからだと

思いますが、もっと軟らかいのです。

氷見の魚は本当に新しいんだと思いました。

   さあ、次は本命のブリのお刺身です。

三喜というお店で食べようと思っていましたが、

かなり狭いお店だったので、写真が撮りにくいかなと

こちらの番屋亭という大きなお店に入ることにしました。

 
 
 セットメニューもありましたが、食べたいものだけ

注文できるので単品で注文して

2人でシェアーして頂きました。


氷見寒ブリの刺身 一皿

ブリ大根  一皿

ごはんセット  1セット
(かぶす汁とお漬物つき)


 
 
 こちらが氷見寒ブリのお刺身です。

何と1皿2000円です。

5切れなので、1切れ400円ということになります。

でもお金を出した価値がありました。

証明書のついた氷見の寒ブリでも

多分特に大きいブリの美味しい部分を頂きました。


生臭くないように、わさびを

たくさんつけてもらいました。


 
これはブリ大根 800円です。

超厚めに切った大根は前日からよく煮込んで

あるのでしょう、味がよくしみ込んでいました。 
 
   
そしてごはんセット500円についてくるかぶす汁です。

ワタリガニや白身の魚、つみれが入っていました。

美味しいのですが、味噌をもっと入れてほしかった。

私の想像では、漁師さんが作るかぶす汁は

もっと塩辛いと思います。

汗を流した後に食べるんですからね。


魚の味噌汁は塩辛めじゃないとね…と感じるのは

血圧の高くない私たちだけでしょうか?


 


 

 いろいろなものを食べてみたい私たちですから

少しずつシェアーして食べてみました。

番屋街の総菜コーナーの氷見水産で

”ととぼら串”150円を食べてみました。

魚のすり身に野菜を混ぜて揚げてあります。

魚の旨味がたっぷりでした。

 
 

 








そしてこんなパック寿司もありました。

上のパックは”地物づくし”という握り寿司で、

下のパックは”カニづくし”でした。


迷わず、外子と内子たっぷりの

香箱カニのお寿司972円を買うことにしました。


夫は「そんなに食べられない、自分はもう食べないから

自分一人で食べれば?」と

食いしん坊にはつきあっていられないという顔……。


 
 



4つで972円でした。


天気がいいので、外で食べることにしました。

”トンビの襲撃に注意”と書いてあったテーブルで

背後からトンビに奪われないように気をつけて。










カニの卵とカニ味噌の軍艦巻きが

最高に美味しかったんですよ。

もう何も食べられないと言っていた夫なのに

しっかり半分食べたのが許せません。

全部食べたかった。悔しい……(笑)


金沢の回転寿司では、この香箱カニ軍艦巻き

もっと卵の量が少なくて一つ500円はします。

ここ、安いですよ。

 
 


 

次郎平のきんつばは、幸い番屋街の中の

お土産屋さんのひみの江さんで買えました。

1つ120円のバラのきんつばを2つ買いました。

あとで立山連峰を見ながら食べます。


 氷見で何か美味しそうなお菓子がないかな~と

調べていたら、美味しそうな和菓子がありました。

次郎平というお菓子屋さんの氷見名物きんつばです。

昭和初期に創業し、氷見の人々に長い間

愛されてきたきんつばらしいです。

氷見の冠婚葬祭には欠かせない定番のお菓子として

利用されてきたそうです。1個120円です。

秘伝の皮生地でひとつひとつ手焼きされ、

添加物を使っていないので、消費期限は3日です。

その点では石川県の円八のあんころみたいですね。


昔から氷見の漁師にも愛されてきたお菓子で

漁師さんは船の上でも食べてきたそうです。


激しい労働に甘いきんつばは疲れが取れたのでしょう。

 
 

 
お腹がいっぱいになったところで

今度はハットリくんからくり時計を見にいこうと

車を走らせていると、ちょうどその途中に

ハットリくん巨大壁画を発見!

氷見漁業協同組合です。
 
 
 ハットリくんからくり時計は北陸銀行氷見支店を

目印にするとわかりやすいとネットで見たので

ナビに0766-74-0800を入れて行きました。

確かにわかりやすかったし、また北陸銀行側の

川べりは駐車禁止ではないので車を停めておけました。


 
 



 でもまだ12時10分くらいで、今度のからくり時計の

動く時間 13時まではかなり時間がありました。

すると、行きたかったまんがロードがそこから

すぐなのに気がつき、散歩することに。

 
 

金沢ではもう全く見かけなくなった

その名も「洋装店」です。

和装が一般的だった頃にはとてもハイカラな

お店だったんでしょうね。


 

ハットリくんにおんぶされている赤装束の忍者は

ハットリくん(ハットリカンゾウ)の妹ではなく、

弟のハットリシンゾウです。

相手の耳と脳をしびれさせる「なみだの術」が得意技。


 
 

シマダイの”シマシマ博士”

黒いシルクハットと眼鏡がお似合いです。


飛び魚の”トビー”

「僕は、トビ魚トビー、鳥になりそこなった魚さ。

ねぇねぇ、イカゾウにタコ八って言ってごらん。

怒るぜぇ」とか しゃべります。


キャラクターたちの名前は公募で地元の子どもたちが

つけました。8種類のキャラクターにはセンサーが

ついていて、そばにいくとおしゃべりしてくれます。

そんなこと知らなかったので、最初はびっくりしました。

 
 

ふと下を見ると、マンホールのふたに

ブリが描かれていました。

400年以上の歴史を持つ「越中式定置網」と

ひみ寒ブリがデザインされています。

3本のブリのうち、一番上のブリには

特別の役目があります。

頭が下水の流れる方向を指しているそうです。

素晴らしいアイデアですね。

 

 忍者猫 影千代

甲賀の忍者ケムマキケンゾウの手下の忍者猫で

ケムマキにこき使われている日頃のストレスを

獅子丸をからかうことで解消しています。

私たち人間と同じですね。

最初はこれといった術も持っていませんでしたが

ケムマキに噛みつくだけならどんな猫でもできる

と言われ、静電気を利用して敵を痺れさせる術の

エレキャットを編み出しました。

 

”タコ八”

確か「チューするよ~」と言われました。

チューしてほしい。



”イカゾウ”

僕はタコじゃないよ~ イカだよ~。」

確かに飛び魚のトビーの言うように

タコと間違われるのがくやしいらしいです。

 
 

”ブリンス”(氷見のブリ)

この名前が私の一番のお気に入りです。

リンス(王子様)ではなく、リンスです。

お魚キャラクターの中でもやはり

王子様的存在でしょうか。


 

酒屋さんのシャッターもこんなに可愛い。




漫画では、ハットリくんは天井に(天井裏ではない)

ふとんを敷いて寝て、

手裏剣模様のおねしょをします。

さすが忍者ですね。

  
 

カニ丸

カニのくせに赤くない、青いところがユニークです。

 

カニ踊りが得意です。

 
 

”笑ウせえるすまん”

藤子不二雄Aのブラックユーモア漫画ですね。

テレビアニメやドラマにもなりました。


この世は寂しい人ばかり。そんな心のすき間を埋め

願い事をかなえるセールスマン喪黒福造。

縁起が悪いのかいいのか

わからないような名前です。



商店街の途中に干物の店を見つけました。

七輪で自分で焼いて熱々を食べられるらしいんです。

これ食べたかったんですが、また夫に反対されました。

年寄りがそんなに食べたらお腹が痛くなると

思っているんですかね。


 
 

まんがロードの商店街の途中、ちょっと入った所に

曹洞宗の光禅寺はありました。

この寺で藤子不二雄Aさんは生まれました。


禅宗のお寺なので、食事はずっと精進料理だったそうで

動物性タンパク質は体が受け付けないそうです。

若い頃、あこがれの手塚治虫を訪ねた時に、

うな重をごちそうになりましたが、

一口食べただけで鼻血が出たという

エピソードは有名らしいです。

金沢の禅宗のお寺のお坊さんが

第7ギョーザを食べにきていたのを目撃したことが

あるので、建前と本音はみんな違うんだと

思っていましたが、やはりまじめに守っているお寺も

中にはあるんですね。驚きました。

しかも食べ盛りの子どもまでというのがびっくりです。

 

境内には大きな石像が4体ありました。

 向かって左からハットリくん、怪物くん、

プロゴルファ猿、笑ウせぇるすまんの皆さんです。


 
 

”忍者ハットリくん、氷見を翔ぶ”

風呂敷で空を飛ぶ「忍法ムササビ」で富山湾を

気持ちよさそうに飛んでいます。


 
 

向かって右が藤子不二雄Fさんでもう亡くなられました。

左が藤子不二雄Aさんで84歳の今もお元気です。



この中に浦飯(うらめし)部長というのが出てきますが、

正月そうそう縁起でもないことをわざと言うのが面白い。

正月には葬式饅頭をお土産に持ってきたり、

1、2、3、4 この家のものは死人だ(4人)

なんまいだ~とか(笑)


忍者ハットリくんの漫画を読んだことありますか?


あの世界的に有名になったドラえもんを描いた

藤子・F・不二雄さんと30年以上コンビを組んでいた

藤子・A・不二雄さんの描いた漫画です。


彼は氷見出身です。

 確か うちの本棚に1冊だけハットリくんの漫画が

あったな~と思い、せっかくなので読んでから

ハットリくんからくり時計を鑑賞することにしました。


伊賀忍者のハットリくんが東京に出てきて

ケン一の家に居候することになり、

いろいろな騒動を起こす物語です。

いろいろな忍術が紹介されていて面白いです。


ハットリくんは筍の煮物とハンバーガーが大好物で、

ハンバーガーは1日に何度もハンバーガショップに

出入りするほどで、しかも同じ姿で行くと

かっこ悪いので、

忍術で変装(変わり身の術)して行きます。

また忍者は表情を悟られてはならないため

修行でポーカーフェイスを身につけています。

お風呂に入る時も非常時に備えて畳んだ忍者装束を

頭に巻きつけるという徹底ぶり……。

「ニンニン……   拙者は忍者でござる~。」

 
 
 
 
「忍者ハットリくん 参上!」の時間は?

このからくり時計の動く時間は、基本的には

朝9時から1時間ごとに夜の7時までですが、

土・日・祝は30分ごとに動きます。

また夏7~8月は夜9時まで。

但し、冬の間(12月中旬~3月中旬)は

雪のためにお休みとなります。

もう12月なのでお休みかな~と思いましたが、

もしかしたらと思い、

氷見市観光交流課 0766-74-8106に

電話してみたところ、まだお休みになっていませんとの

ことでしたから、確認してから行かれたらいいです。


橋の中からハットリくんと他の登場人物たちの人形が

現れてテーマ音楽に合わせて

約4分間のショーをしてくれます。


細かい水蒸気を使っているのだと思いますが、

忍法 煙隠れの術がイメージされています。


ショーの最後に氷見の伝統芸能の獅子舞を抱えた

ケン一が登場して、みんな勢ぞろいで終了です。

 
 

湊川にかかる橋にからくり時計はあります。

 

橋の上からも遠くに立山連峰が見えました。

 
 

ショーの4分間以外の時間は、人形さんたちは

橋の中に隠れているのがドキドキします。


 

13時ちょうどに突然、煙が噴き出しました。

今か今かと待っていたのでもう心臓が止まりそうでした。

年寄りには心臓に悪いです。

 
 

まず最初に伊賀忍者ハットリくんのライバルの

甲賀忍者ケムマキくん登場です。


ケムマキは実は二重人格で大人からはいい子だと

思われています。

顔がコロッと変わるのが好きです。

 

次に、甲賀の忍者ねこの影千代登場。

ケムマキくんとまた何か悪いことを企んでいますね。

 
 

ハットリカンゾウ(服部貫蔵)、只今参上

 

1992年に作られたそうなので、もう20年以上

経っているのに人形さんたち壊れていませんね。


 
 

立山連峰と海が見える眺めのいい所がありました。

ここには駐車場ときれいな公衆トイレもあります。

用を足してボタンがあったので、水を流すボタンと

思い、迷わず押したら、それ実は

呼び出し非常ボタンでした。

生まれて初めて呼び出しボタンを押してしまいました。

この非常ボタン、たくさんの人が間違えるらしく

そんなようなことが書かれてありました。

隣の男子用トイレに入っていた夫は

そのけたたましい非常ボタンを聞いて

「誰かバカが間違えて呼び出しボタンを

押したな。」と思ったそうです。

自分の女房が押したのにね。

呼び出しボタンを押しても誰も来てくれませんでした。

係りの人もまたか~って感じで来ないんですね。

でも狼少年ってこともあるし……。

申し訳なかったです。ごめんなさい。

これからは気をつけたいと思います。

 

氷見の丸いきんつばを立山を見ながら食べました。

皮がちょっと歯ごたえがあって独特で美味しい。

きんつばというよりお饅頭ですね。



きんつばといえば、寒天で粒あんを四角く固めて

各面に小麦粉を水でゆるく溶いた生地をつけながら


一面ずつ焼いて作る形を想像しますが、

こちらのきんつばは直方体ではなく、

まさに丸くて円錐型の刀のつばの形です。





 

おなじみの魚のブリですが、ちょっと調べてみました。


「ブリ起こし」とか「出世魚」って

どういうことでしょうか?




ブリは回遊魚で、寿命は7~8歳、

体長は120㎝くらいまで成長します。


九州付近で産卵された卵は稚魚となって餌を食べながら

成長し、春から夏にかけて北上、そして晩秋から初冬に

かけて南下、途中富山湾にやってきます。



11月から12月、「ブリ起こし」と呼ばれる地響きのような

雷を伴った大シケが来るとブリ漁の最盛期となります。

いってみれば天から届くブリ漁開始の合図なんですね。

天から届くなんて素敵ですね~!!!

まさに神様からの贈り物です。

美味しいブリのためなら、あの怖い雷も待てます。

 




地方によってその呼び名は違うのですが、

金沢の呼び名で言えば


卵(モジャコ)→コゾクラ→フクラギ→ガンド(1歳)

→ブリ(3歳)→大ブリ(5歳)と

その成長によって呼び名が変わっていくため、

おめでたい出世魚として親しまれています。

氷見は現在富山県にありますが、江戸時代には加賀藩

だったからだと思いますが、金沢には氷見と

同じ風習が今でも残っています。

嫁ぎ先へのお歳暮に「嫁ブリ」をお嫁さんの実家から

嫁ぎ先へ丸1本贈る風習です。


ちなみに私が結婚する時には

そんなことはしませんでした。

丸1本もらっても、食べきれず、おすそ分けも

生ものだし、大変ですよ。


 
 

富山湾がいい漁場環境である理由は?



3000m級の険しい立山連峰からの雪解け水は、

森林を通り、河川に流れ込み、

やがて海へとたどり着きます。

この水は森林で有機物をたっぷり蓄え、海に流れ出て

プランクトンを培養します。

富山湾は、7つの川が流れ込んでいるので、

魚の餌となるプランクトンが多く、絶好の漁場なのです。

 
   
藤子不二雄Aさんの言葉より


「今、氷見について思い出すのは、日本海と

その背景にある雄大な立山連峰である。

そのイメージを頭に浮かべると、何ともいえず

いい気分になるのだ。

僕は氷見に生まれたことを誇りに思っている。」



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